● 最新の削らない・痛くないむし歯治療!『Doc's Best Cements(ドックベストセメント)』
夢のセメントが登場 アメリカのヒューストン発のDoc's Best Cements(ドックベストセメントまたはドックスベストセメント)により痛くない、削らない、神経を取らない治療が可能になりました。(従来の保険治療で行うような予防的な拡大処置としてむし歯以外の健全な歯質を削らないということです。まったく歯を削らないという意味ではありません。) ドックベストセメントは、テキサス州ヒューストンのCooley & Cooley社とDr.Fraserが1990年に開発したミネラルを含んだ銅セメントです。Dr.Fraserの論文には、治療後10年以上経過しても歯の神経に異常が起こっていない症例が多数報告されています。これほど予後良好な歯にやさしい治療方法なのですが、2011年2月現在、日本では保険適応になっていませんので、ドックベストセメントを用いた治療は全て自費診療になります。

2011.03.22 TBS系TV 『スーパードクター(小峰一雄先生)』で放映。
Doc's Best Cements(ドックベストセメント)を使ったむし歯治療ってどんな感じ? むし歯を全て削り取るのではなく、セメントに含まれる銅イオンによりむし歯菌を殺菌して無毒化し、ミネラル(鉄分・マンガン・マグネシウム)でむし歯を自然治癒(弱った象牙質を復活)させるという夢のような治療ができるのです。 銅イオンは人体にとってヘモグロビン産生に不可欠な必須ミネラルであり、また、抗生物質や化学薬品とは異なる殺菌メカニズムを示すため近年様々な分野で研究されています。『Doc's Best Cements』を用いた歯科治療が全世界に広まっていくことを望んでいます。
①エナメル質を大きく削る必要がない。
②最深部のむし歯を2mm残すので、治療中に痛みが少なく麻酔の必要がない。
⇒残したむし歯部分は再石灰化して治癒する
③歯の神経を守ることができる。
⇒歯が弱くならない。歯が長持ちする。
④むし歯菌を殺菌できる。⇒むし歯の再発が少ない。
⑤セメントに含まれているミネラル成分が永続的に除菌してくれる。
⑥治療回数が少ない。通常1回(穴が小さい場合)または2回で終了する。
⇒症状のある歯にドックスベストセメントを充填した場合は、 1年間そのままで経過観察することがあります
⑦何もしていないのに強い痛みのある場合や熱い物で痛みがでる
場合には神経を取る必要があり、この治療法は適用できません。
⑧神経が死んでいる(失活歯)場合は、適応外です。
⇒根管治療用ドックスベストシーラーを使用します。
⑨知覚過敏処置にも応用できます。
⑩保険適用でないので、すべて自費診療になります。

Coolaey & Coolay社HPより一部改編
では、どうして歯を削るとよくないのか? 歯の構造は、表面からエナメル質⇒象牙質⇒歯髄(神経)となっています。歯髄には血管と神経が通っていてエナメル質・象牙質に栄養と免疫成分を供給しています。いったんむし歯になってしまうと、むし歯菌がエナメル質・象牙質を破壊していきます。このむし歯菌は象牙質の奥深く(象牙細管)まで進入します。歯を大きく削ってしまうと、すでに象牙細管に侵入したむし歯菌が歯髄にまで達してしまい痛みがでてきます。レントゲンでは大きなむし歯が写っているのに痛みがない場合は、むし歯菌が歯髄(神経)の一歩手前で止まっている状態と考えられます。このような状態のときにドックベストセメントを用いて象牙細管内のむし歯菌を殺菌して、象牙細管の穴を封鎖すれば麻酔をしなくても痛みなく治療ができるのです。
※薬を使ってむし歯を柔らかくして全部かきとるカリソルブ(Carisolv、カリソリブ、自費診療で¥10,000~¥20,000)という治療方法がありますが、この方法よりもドックベストセメントによるむし歯治療の方が優れています。カルソルブでは、象牙細管内のむし歯菌を殺菌することができません。カリソルブの適応はC1、C2といわれる小さなむし歯だけで、歯と歯の間のむし歯やC3に近い深いむし歯は適応外です。ドックベストセメントは乳歯にも適用可能ですが、あと数カ月でぬけてしまうような場合は、ドックベストセメントを使用しません。
































