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院長・スタッフブログ

セルフケアでわかる海外との認識の差

 

前回は、日本と海外の予防治療における認識の差についてお話をしました。今回は、セルフケアにおける海外との違いについてお話をしたいと思います。

 

海外ではデンタルフロス使いが当たり前

皆さんは、デンタルフロスを使っていますか?「歯磨きをきちんとしていたら、フロスなんていらないのでは?」「フロスなんていちいちい面倒くさい」などと思っていませんか。この認識が、海外との大きな違いです。予防治療の重要性と同じく、セルフケアに対する認識も海外とは違っており、このことが将来の残存歯数に大きく関係しているのです。

デンタルフロス使用者の割合の差は、次の数字でよくおわかりになると思います。

・アメリカ・・・60.2%

・スウェーデン・・・51.3%

・日本・・・19.4%

この数字を見てわかることは、日本は諸外国と比べてまだまだ予防に対する意識が低いということです。歯科医院へ通う目的の違いについて、この数字に顕著に現れ出ていることがおわかりいただけると思います。歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れはきちんと落とせません。フロスを使うことで歯の間に溜まった食べかすや汚れをかき出すことができることをご存知でしょうか。むし歯の原因となるプラークは、主に歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目に残っている汚れから作られているのです。

 

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定期検診は、自分に合ったケアの方法を学ぶ場でもあるのです

予防治療や定期検診は、ただ単に歯石除去やお口の中の状態をチェックするためだけの時間ではありません。日本では、セルフケアが自己流の人がとても多いことに対し、海外では半数以上が歯科医師や歯科衛生士といったプロからセルフケアの方法について学んでいると言われています。

日本では、特に指導を受けず自己流のセルフケアを行っている人がとても多く、デンタルフロスや歯間ブラシの重要性をきちんと理解していない、あるいは頭ではわかっていても、実践に至らない人がほとんどです。そして気が付けば、むし歯や歯周病が進行し、歯を失う結果になってしまうのです。

 

歯周病チェックリストについてはこちら

 

予防治療や定期検診ではフロスや歯間ブラシは必ず使います。これらは患者さんの状態に合わせて使うアイテムを選んで使っているため、効果的であるとともに、ご自身のセルフケアを見直す絶好のチャンスです。

フロスの使い方がいまひとつわからない、歯間ブラシのサイズがわからないなどの疑問点は、歯科医師や歯科衛生士にどんどん尋ねましょう。お口の健康を守るプロから得ることができる貴重な時間を是非利用し、ご自身に合ったケアをしっかりと行ってください。

そして3ヶ月~半年に一度は必ず定期検診を受診し、異常の有無や口腔内の健康維持に努めるようにしましょう。


2019年3月25日 8:14 AM | カテゴリー: むし歯, 歯周病

定期検診、きちんと受けていますか?

皆さんは、歯科医院で定期検診を受けていますか?欧米をはじめとした諸外国では、歯の健康を守るために定期的に歯科医院を受診することが当たり前となっています。しかし日本では、未だ「歯医者は痛くなってから行くところ」という認識が強いようです。毎日歯磨きしているから大丈夫、と思っていても、きちんと磨けていなければ汚れは落ちず、むし歯や歯周病の原因となってしまいます。では定期検診を受けることでどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

日本と諸外国との定期健診に対する認識の差

欧米など海外では、歯の健康を維持するため定期的に歯科医院を受診するという認識度が約6割に対し、日本では20.9%と大きく劣っています。

また実際に予防治療を実践しているのがアメリカやスウェーデンが約7割という高い割合に対し、日本ではたったの26.2%であると報告されています。

この数字を見ただけで、海外と日本の予防治療に対する認識の差は歴然としていることがわかります。

 

定期的に歯科医院を受診することで何がメリットなのか

先ほどの数字でわかることは、日本ではまだまだ「歯が痛くなったときだけ歯医者に行く」風習が根強いことです。

痛くなった歯は当然、何らかの治療をします。それはむし歯であったり、歯周病であったりと様々です。事故などのアクシデントは別として、むし歯や歯周病はある程度防ぐことが可能です。

しかし症状が出てしまってから受診すると、当然何らかの治療が施されます。むし歯の場合は歯を削り、進行してしまった場合は神経を取り除かなくてはなりません。歯の神経を取り除くと歯は脆くなってしまいます。

また削って詰める治療であっても、歯を削ることでそこから再びむし歯になるリスクを抱えることになってしまいます。どんなに優れた素材を使っても、いちど歯を削ってしまうと、歯を失うスタート地点に立ってしまったことになるのです。

 

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また歯周病になると、歯を支えている顎の骨が吸収され、歯を支えることができなくなってしまいます。さらに歯周病は、全身の健康と大きく関わるため、歯周病になることで他の病気のリスクを抱えてしまうとも言われています。歯周病になると、むし歯のように一本の歯の問題だけでは済まなくなります。歯槽骨が薄くなり、歯がどんどん抜けてしまうと自分の歯で噛むことが難しくなってしまいます。それにより、全身の健康や脳の働きにも変化が出てしまうかもしれません。

 

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自覚症状がなくても一年に一度は必ず定期検診を受けましょう

自分の歯で食事をすることは、当たり前のことです。しかし失ってしまうと、当たり前のことがどれだけありがたいことであるか、しみじみと感じることと思います。

毎日歯磨きを行っても、完璧に汚れを落とすことはできません。また自分では気づかない初期のむし歯や歯周病の兆候などを見落としてしまう危険性があります。

定期検診では、お口の中の健康維持やブラッシング指導などを行います。お口の中の状態を確認し、異常がないかをチェックするだけでなく正しい歯磨きの方法や歯間ブラシの使い方など、患者さんに合ったケアの方法をプロが指導し、家庭でのセルフケアに役立ててもらいます。

生涯ご自身の歯で食事をしていただくためにも、一年に一度は必ず定期検診を受診するようにしましょう。次回はプロが教えるセルフケアについてお話をしたいと思います。


2019年3月19日 9:12 AM | カテゴリー: むし歯, 歯周病

むし歯になったことがないからと安心していませんか?

 

「自分は今までむし歯になったことがないから、歯医者にめったに来ない」

このような言葉を耳にしたことはありませんか。日々患者さんと向き合っていると、今までむし歯になったことがないから歯医者に来たことがない、という方が少なくありません。でも待ってください。むし歯がないからといって安心していると、最終的に後悔する結果が待ち受けているかもしれません。

 

むし歯にならなければ歯医者さんに行かない??

皆さんは、歯が痛くなってから歯医者さんを受診しますか。恐らく大多数の方が、痛みや違和感など何か異常を感じてから受診するのではないでしょうか。むし歯はそのままにしておくとどんどん進行してしまいます。そしてむし歯の特徴は「痛み」です。この痛いというサインが出るからこそ、受診するでしょう。

しかし、中にはむし歯になったことがないという方もいらっしゃいます。むし歯かな、と思うような自覚症状がない限り、なかなか歯医者さんは受診しないものですよね。ここが実は大きな落とし穴なのです。

 

数年ぶりに歯医者さんを訪れたら、歯周病が進行していると言われ・・・

むし歯のような自覚症状はないけれど、たまには歯のクリーニングを受けてみよう、と軽い気持ちで受診したところ、歯周病が思いのほか進行していたケースはとても多く、ご本人もショックを隠しきれない光景は決してめずらしくありません。歯周病の進行具合を表す歯周ポケット数値は6ミリや8ミリ、出血もあり歯が揺れ動いている・・・。ここで初めて患者さんは「歯周病が進行している」ことを知るのです。

むし歯になったことがないことが、大きな落とし穴だったのです。痛みなどの自覚症状が出ない限り、なかなか歯医者は受診しません。たまたま訪れた際、歯周病がかなり進んでいることを知るものの、歯が揺れ動く症状が出てしまっていたら歯周病の進行を抑制することは難しくなります。

中には歯がぐらぐらになってようやく受診する方もいらっしゃいます。歯周病は痛みをあまり感じずに進行するため、歯が少々揺れ動いても気にならないのでしょう。

その結果、気が付けば歯が抜け落ちてしまった、口臭がきつくなったなど、歯周病を招いてしまっているのです。

歯周病はむし歯と違い、痛みをほとんど感じないまま進行します。むし歯よりも怖いのは、むし歯は悪い歯だけに症状が出ますが、歯周病はお口全体に症状が出るため、とてもやっかいです。

歯周病の進行を抑制するためには、定期的な受診が欠かせません。また何も自覚症状がなくても、定期的に歯科医院を受診し、歯のクリーニングなどを受けるようにして下さい。

 

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2019年3月7日 10:03 AM | カテゴリー: むし歯, 歯周病

リンゴを噛んだら血が出てきた!!

甘酸っぱくてみずみずしいリンゴ。一口かじったら、歯ぐきから血が出てきてしまった・・・。このような状態ではせっかくのみずみずしいリンゴも美味しくいただけませんね。この歯ぐきからの出血、もしかしたら歯周病かもしれません。

 

歯ぐきからの出血は、歯周病のサインかも

歯に痛みがないのに、固いものが噛みにくい、歯ブラシの毛先が当たると出血する・・・このような症状は、歯ぐきが腫れているために起こります。歯ぐきの腫れや出血は、主に歯と歯ぐきの境目に付着しているプラークが原因です。プラークは細菌の塊で、そこに歯周病菌が棲みついて毒素を放出し、歯ぐきに炎症を起こします。

この状態が歯肉炎です。歯肉炎は、どの年代でも起こりうる症状で、学童期や思春期のお子さんにもよく見られます。原因はブラッシング不足によるもので、適切なブラッシングで症状を改善することが可能です。というのも、この年代で歯周炎に進行する可能性は低く、歯周病の進行具合を表す「歯周ポケット」という数値も高くありません。

しかし成人すると、それまで歯肉炎で済んでいたのが、歯周炎へと進行する可能性が高まります。歯周炎は歯肉炎が進行した状態で、軽度歯周炎、中度歯周炎そして重度歯周炎へと分類されます。歯ぐきの腫れや出血を伴い、重度歯周炎になると歯がグラグラして抜け落ちてしまうか、保存不可能と判断され、抜歯となって歯を失ってしまいます。歯周炎は一般的な言い方で言われている歯周病で、歯を支える歯周組織全体に炎症が起こる病気です。

 

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歯並びの悪さが、歯周病を引き起こすことも

歯周病の原因はブラッシング不足が主な原因です。ブラッシングがきちんと行えていないと汚れがやがてプラークとなって歯に付着し、歯周病の悪化を招いてしまいます。

そしてブラッシング不足を招くもうひとつの要因が、歯並びです。歯列の整った歯並びは磨きやすいため、汚れが落としやすいですが、ガタガタした歯並びはブラッシングが非常に行いにくく、汚れが残りがちになってしまいます。そこへプラークが溜まり、歯周病を発症しやすくなってしまうのです。

ガタガタの歯並びの方は、普通の歯ブラシだけではまず汚れは落とせません。重なって生えている部分はプラークが歯石となり、そこにまたプラークがべっとりと付いてしまいます。ワンタフトブラシやフロス、歯間ブラシなどの補助アイテムは欠かせません。

それでもやはり歯並びの良い人と比べると、歯並びが悪い人は歯周病リスクが高くなります。歯並びの悪さは見た目だけでなく、お口の中の健康にも深刻な影響を与えてしまうことがあるのです。お口の健康を考え、歯列矯正を視野にいれてみてはいかがでしょうか。目立たず歯並びを整えたいのなら、取り外し式のマウスピース矯正がおすすめです。

 

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手遅れにならないためにも、定期検診は必ず受診しましょう

歯周病は、今ではむし歯よりも歯を失う原因のトップと言われています。歯周病は歯肉炎から始まり、やがて歯周炎へと進行してしまいます。歯周病は、痛みをあまり感じないまま進行するため、気が付いたときにはもう歯が抜けそう、というケースが非常に多いのです。

歯周病を防ぐためには、丁寧なブラッシングと、定期検診です。定期検診では歯石除去やクリーニングが行われ、歯周病の原因となるプラークや歯石を取り除き、健康な状態を作り上げることを目的としています。また歯周病やむし歯になっていなかどうかを確認し、異常があれば早期治療へと繋げます。手遅れにならないためにも、定期検診は必ず受診するようにしましょう。


2019年1月26日 2:15 PM | カテゴリー: 歯周病, 矯正歯科

歯の隙間が気になる。どうすればよいの?

歯と歯の間に隙間があると、何となく締まりのない印象を受けることはありませんか?口元の印象は目と同等か、それ以上にその人の第一印象を決定付けるものと言ってもよいかもしれません。きっとご本人もお悩みのことと思います。では歯に隙間がある場合、どのような治療を行うことで改善できるのでしょうか。

 

歯に隙間が生じる原因とは

歯に隙間がある歯並びを、一般的に「すきっ歯」と呼ばれています。そもそも、なぜ歯と歯の間に隙間が生じるのでしょうか。

 

・歯が足りない(先天性欠損歯)

・矮小歯(歯が小さい)

・歯周病の悪化

・舌の悪癖

 

成人の歯の数は、親知らずをのぞく28本です。しかし永久歯が先天的に足らない場合、顎の骨の大きさに対して歯が並ぶスペースにゆとりがあるため、歯の間の隙間ができてしまうことがまず考えられます。

また一般的な永久歯と比較して異常に小さい歯を矮小歯(わいしょうし)と呼びます。元々の歯の大きさが標準よりかなり小さいと、必然的に歯と歯の間に隙間が生じてしまいます。

歯周病の悪化もすきっ歯を生じさせる要因になります。歯周病になると顎の骨が吸収されるため、歯ぐきが下がっていきます。歯ぐきが下がることで歯の間に隙間が見られるようになります。

その他舌による悪癖も、すきっ歯を引き起こしてしまいます。前歯で舌を押す癖があると、前歯が前へ押し出されて隙間ができることがあります。

 

 

歯の隙間を埋める治療法とは?

では歯と歯のい間に生じた隙間はどのようにして改善するのでしょうか。隙間を埋める方法としては、以下の治療法が考えられます。

 

・歯列矯正(部分矯正)

・セラミック治療

・ダイレクトボンディング

 

歯並びを整える歯列矯正は、歯に矯正装置を取り付けて歯を動かしながら、歯並びを整えていきます。前歯の隙間が気になる程度でしたら、歯全体にブラケットをつけなくても、気になる前歯にだけブラケットを付けて歯を動かし、歯並びを整えることができます。ほとんどの場合、治療期間も短時間で済みます。また透明のマスピース矯正でも対応可能なことがあります。

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歯の表面を少しだけ削り、型取りを行ってセラミックなどの被せ物をかぶせる治療法もありますが、セラミック治療の場合、健康な歯を削らなければいけません。将来の歯のリスクを考えると、あまり好ましい方法ではありません。矯正治療に比べて短期間で治療が終わることがメリットです。

 

ダイレクトボンディングとは、ごくわずかな隙間に歯科用レジンを埋め込んで隙間を改善する治療法です。同じレジンでも、保険適用のものよりも色調に富み、ご自身の歯に最も近い色を選んで修復します。そのため詰め物と天然歯との境目もあまり目立つことなく修復が可能です。

 

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歯の隙間は意外と気になるものです。少しでも気になることが見つかったら、一度歯科医院で相談してください。

 


2018年12月27日 7:10 AM | カテゴリー: 歯周病

合っていない被せ物をそのままにしておくと、どんな影響が出る?

 

何となく歯が痛い、違和感がある、歯ぐきが重苦しい・・・そんな不快症状の原因に、「合わない被せ物」が考えられます。では合わない被せ物によって、どんな症状が起こっていると考えられるのでしょうか。

 

合っていない被せ物が引き起こす症状とは

・歯周病

まず考えられることは、歯周病です。本来被せ物は歯とぴったり密着していなければいけませんが、不適合なクラウン(かぶせ物)が装着された場合、歯肉とクラウンの間に段差が生じるため、クラウンの周囲にプラーク(歯垢)や細菌が付着します。プラークはやがて歯石となり、新たなプラークがどんどん蓄積され、そこは細菌の温床となり、やがて歯周病を引き起こしてしまいます。歯周病になると歯肉が腫れるため、歯ぐきが出血しやすくなって重苦しい感じに襲われます。

また歯周病が進行すると、歯周組織だけでなく骨も吸収されてしまいます。そのため噛んだ時に痛みを感じることがあります。歯周病をそのままにしておくと、骨吸収が進み、歯がグラグラして保存することが難しくなってしまいます。

 

・歯ぐきに傷がつく

精密に作製されるべきクラウンですが、クラウンが少し大きく作られて歯肉を圧迫することになると、歯ぐきがクラウンの縁で押し込まれ、傷がいくことがあります。この状態で噛み続けると、歯肉に炎症が起こり歯ぐきが下がってしまいます。

 

・肩凝り、頭痛などの不定愁訴

合わないクラウンで噛んでいると噛み合わせに異常が生じてしまいます。噛み合わせが悪いと顎関節がずれてしまい、それが頸椎や脊椎に影響を及ぼし肩凝りや頭痛といった不定愁訴が起こりやすくなります。また歯ぎしりやかみ締めなどの癖も、肩凝りなどを引き起こす原因になります。

 

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精密で丁寧なクラウンで、症状を改善できる可能性が高まります

合っていない被せ物による不快症状をそのままにしておくと症状は悪化するばかりです。クラウンというのは、噛む機能を取り戻すための修復物です。再び噛むことができるようになることで、お口の健康を取り戻します。ところが噛んで痛みや不快感がある場合、クラウン本来の役目を果たせません。そればかりか、かえってお口の中の症状を悪化させてしまいます。クラウンをいったん外して様子を見るケースが多いでしょう。

不適合のクラウンの大多数は、保険治療による金属のクラウンです。いわゆる銀歯と呼ばれる保険の金属の被せ物は、どんなに精巧に作られても、わずかな段差が生じます。そのためプラークが溜まりやすく、歯周病を引き起こしやすくなるのです。治療費は安くなりますが、残念ながらそれと引き換えにお口の中の健康に問題を生じさせる治療法であるとも言えるでしょう。

いっぽうセラミックなど自費の素材の場合、プラークがつきにくい素材であるとともに、時間をかけて丁寧にじっくりと治療が行われ、被せ物も非常に丁寧に作製されます。もちろん銀歯でも、一流の歯科技工士により精密に作られますが、金属の特性上、どうしてもセラミックには劣ってしまうのです。

まずは合っていないクラウンを外し、しばらく様子を見るか、改善がない場合は必要な治療を行います。

健康な歯は精密な治療によって手に入れることが可能です。なんとなく違和感がある、噛むと少し痛い、口の臭いがひどくなったなどといった症状がある場合、お口の中の被せ物が原因かもしれません。このような症状がある場合、早めにかかりつけの歯科医院へ相談してみてください

 

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2018年12月10日 10:00 AM | カテゴリー: 歯周病, 歯科材料

歯周病を悪化させるリスクファクターについて

 

今では虫歯を抜いて歯を失う最も大きな原因と言われている歯周病は、日本人の成人の8割以上が罹患していると言われています。歯周病になる直接的な原因は口腔内の不衛生によるプラークですが、歯周病の原因はそれだけではありません。プラークによる細菌感染は歯周病の罹患および悪化の直接的な原因ですが、この他に「リスクファクター」と言われる危険因子(間接的な原因)があります。

歯周病と診断されて定期的に歯石除去やクリーニングを行っても思うような効果が得られない場合、生活習慣や全身疾患など細菌感染以外の要因が深く関連していると思われます

では歯周病を悪化させるリスクファクターにはどのようなものがあるのでしょうか。

・喫煙

・睡眠不足

・食生活

・ストレスや運動不足

・遺伝、肥満、薬の影響など

 

歯周病は、プラークや歯石などばかりが注目されますが、生活習慣の乱れなどのリスクファクターが実に深く関わっているのです。

例えばストレスや睡眠不足が続くと体の抵抗力が落ち、口腔内の細菌が急速に増殖して歯周病リスクが高まってしまいます。

また以前のコラムでも触れましたが、喫煙は歯周病を悪化させる非常に大きなリスクファクターであり、非喫煙者と比べて罹患率が高く、治癒率が低いことが特徴です。

加えて女性の方はホルモンバランスの影響で歯周病が悪化しやすい傾向があります。特に妊娠中や更年期障害、閉経後は急激なホルモンバランスの変化に伴い、歯ぐきの状態が変わりやすくなってしまうことから歯周病リスクが高まってしまいます。

このように、歯周病はプラークによる細菌感染だけでなく、リスクファクターが深く関わっているのです。まずは生活習慣の見直しや規則正しい生活を送りながら歯周病治療を行うことを考えなければなりません。

 

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また直接的な原因に関連する原因として、合っていない被せ物や歯並びの乱れ、歯軋りなどが歯周病を悪化させてしまいます。歯周病治療とともに歯列矯正や被せ物の再製作などの治療を行いながら歯周病を改善させる必要があるでしょう。特にデコボコした悪い歯並びはブラッシングが行き届かず汚れが残り、プラークや歯石が溜まりやすくなって歯周病リスクを高めます。歯並びに問題がある場合は、歯列矯正を行うことが歯周病治療を進める上で改善策のひとつと言えるでしょう。歯列矯正は一般的なワイヤー矯正や、目立たず歯並びを整えるマウスピース矯正などがあります。

 

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歯周病はたいへん身近な病気であり、誰でも罹患する可能性が高い疾患です。日頃のブラッシングだけでなく、リスクファクターを考えた治療を行うことが大切です。また歯科医院での定期健診は必ず受診するようにして下さい。


2018年10月26日 8:58 AM | カテゴリー: ブログ, 歯周病, 矯正歯科

磨いたつもりが逆効果・・・?間違った歯磨きが引き起こすリスクについて

毎日の歯磨きはお口の中の健康を守る基本です。

しかし、間違った歯磨きは歯やお口の健康を損ねるようなトラブルに繋がりかねません。せっかく歯磨きを行っても、これでは逆効果になってしまいます。

そこで今回は間違った歯磨きが引き起こすトラブルと、正しい歯磨きについてお話をいたします。

 

間違った歯磨きが引き起こすトラブルとは?

あなたは歯についた汚れを落とそうとするあまり、ついゴシゴシと力強く磨きすぎていませんか?力強い歯磨きは歯と歯ぐきを傷つけてしまいます。その結果、次のようなトラブルを引き起こしてしまうことがあります。

 

・歯ぐきが下がり、虫歯や知覚過敏のリスクが高まる・・・健康な歯ぐきに比べると、歯ぐきが下がり気味になってしまいます。歯ぐきが下がることで歯の根元が露出し、虫歯や知覚過敏が起こりやすくなります。

歯の根元は本来なら歯ぐきで覆われています。ところが間違った歯磨きを続けていると歯肉が下がり、歯の根元が露出してしまいます。歯の表面は硬いエナメル質で覆われていますが、根元はエナメル質が薄く、内部の象牙質がむき出しになっています。象牙質は歯の神経を覆っていますが、エナメル質で覆われていることにより、痛みや滲みるなどの症状を感じにくくなります。

ところが歯の根元はエナメル質がほとんどなりため象牙質がむき出しとなっています。そのため虫歯や知覚過敏のリスクが高まってしまうのです。

・歯肉炎や歯周炎を引き起こす・・・どれだけ頑張って磨いても、汚れが残っていると歯ぐきの腫れや出血といった歯肉炎や歯周炎の原因となります。

・歯の表面を傷つけ、着色の原因になる・・・研磨剤入りの歯磨き剤で強く磨くと、歯の表面を傷つけます。そこに汚れや飲食物の色素が入り込み、黄ばみやくすみとなってしまいます。

 

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正しい歯磨きの方法

では正しい歯磨きの方法についてご紹介しましょう。

・ペンを握るように歯ブラシを軽く握る

ペングリップという持ち方で歯ブラシを持つことで、適度な力で歯を磨くことができます。

・歯と歯ぐきの境目に歯ブラシを当て、小刻みに歯ブラシを動かす

汚れが最も残りやすいのは、歯と歯ぐきの境目です。ここに汚れが残ると、歯肉炎や歯周炎が起こってしまいます。歯と歯ぐきの境目に歯ブラシを斜めに当て、小刻みに動かしながら一本一本丁寧に磨きます。

・デンタルフロスや歯間ブラシを使う

実は歯ブラシだけでは汚れはきれいに落とせません。歯と歯の間に残る汚れを取り除くには、フロスや歯間ブラシが欠かせないのです。寝る前の歯磨きの際に、フロスや歯間ブラシを使った歯間ケアを行うようにして下さい。また歯並びが悪い方は、ワンタフトブラシを使うとよいでしょう。

 

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正しい歯磨きで、お口の中の健康を守りましょう

間違った歯磨きは歯や歯ぐきのトラブルを引き起こしてしまいます。ご紹介した歯磨きの方法を参考にして、歯と歯ぐきの健康を守るようにしましょう。歯磨きの方法がわからない、どんな歯ブラシを選べばよいか迷ってしまう方は、お気軽に当院へご相談ください。


2018年10月19日 6:05 AM | カテゴリー: むし歯, ブログ, 歯周病

まだ吸い続けますか?喫煙がお口にとって悪害な理由

 


喫煙習慣は、肺ガンや高血圧などといった全身の健康に大きく関わることはよく知られています。しかしタバコの悪害は体の健康だけに留まりません。タバコを吸うことで、お口の中の健康にも深刻な影響を与えてしまうのです。今回は今一度、喫煙習慣が与えるお口の中への悪影響についてお話いたします。

1.歯周病

歯周病は成人の約8割が罹患しているほど身近な病気です。歯周病の特徴は、歯ぐきの腫れと出血です。そのため歯周病にかかっていると、歯磨きを行うだけで歯ぐきから出血するため、「もしかして歯周病かも?」と自覚症状を感じることができます。

ところがタバコを吸っているとニコチンの影響により歯ぐきの血管が収縮し、血流が悪くなります。そのため歯周病の主症状である歯ぐきの出血があまり起こりません。その結果歯周病にかかっていることに気づきにくくなり、歯周病の診断が遅れてしまいます。また血流が悪くなると、酸素や栄養分が歯ぐきに行き渡りません。そのため歯周病が悪化しやすく、歯周病と診断されたころにはかなり進行した状態となっている場合がほとんどです。

喫煙は歯周病と非常に深く関わっています。喫煙者と非喫煙者を比べると、歯周病の罹患率は1日に10本未満で歯2.8倍、20本では4.7倍、30本では5.9倍と報告されています。

歯周病は虫歯を抑えて歯を失う原因のトップです。喫煙は歯周病の発症率が高いうえ悪化しやすく治りにくいという、悪の三拍子が見事に揃っています。喫煙がどれほど歯周病に影響を与えるのかおわかりいただけることでしょう。

 

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2.口腔ガン

喫煙は肺ガンだけでなく、お口の中のガン、つまり口腔ガンのリスクが高まります。口腔ガンは舌ガン、歯肉ガン、口腔底ガンなどお口の中に発症するガンの総称です。口内炎だと思っていたのが実は口腔ガンだった、というケースも決して少なくありません。この口腔ガンに関わるリスクファクターが、タバコです。タバコに含まれる有害物質がガンの発症に関わることがわかっています。

 

3.むし歯

タバコを吸うと唾液の分泌量が減ってしまいます。その結果口腔内の細菌が増殖し、むし歯が発症しやすい環境となってしまいます。また歯周病になると歯槽骨が吸収され、歯ぐきが下がってしまいます。そのため露出した歯の根元がむし歯になるリスクが高まります。歯の表面は硬いエナメル質で覆われていますが、歯の根元はエナメル質がほとんどありません。そのため口腔内環境が悪いと、簡単にむし歯に罹患してしまうのです。

 

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4.口臭および歯ぐきの黒ずみ

タバコを吸う人の息は非常に臭いです。ニコチンやタールなど、タバコの有害成分の臭いに加え、歯周病の悪化による口臭と混ざると強烈な臭いを発し、相手に不快感を与えてしまいます。

またタバコを吸うと歯ぐきが黒く変色し、見た目を大きく損なってしまいます。歯ぐきのピーリングなどを行っているクリニックもありますが、やはり非喫煙者の健康的なピンク色の歯ぐきと比べるとかなり見劣りします。歯ぐきの黒ずみは喫煙者だけでなく副流煙をすってしまう家族にも現れます

 

禁煙することで、たくさんのメリットを手に入れることができます

タバコは百害あって一利なし、とはよく言ったものです。喫煙習慣はお口の中の健康を大きく損ねます。特に歯周病が悪化しやすくなり、それに伴って全身の健康にも悪影響が出てしまいます。

禁煙すると、喫煙習慣にはないたくさんのメリットを得ることができます。お口の健康、そして全身の健康のためにも意を決して禁煙に取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

 


2018年9月23日 10:23 AM | カテゴリー: ブログ, 口腔から全身の健康へ, 歯周病

プラークはお口の中のトラブルの元凶!

今ではその名前を聞かない日はないくらいよく耳にする「プラーク」。プラークは、細菌の塊で歯と歯の境目などにべったりと付着する白っぽい物質で、虫歯や歯周病の元凶となります。今回はプラークについてお話をしたいと思います。

・虫歯や歯周病の原因となるプラーク

昔は「歯垢」と呼ばれていたプラークは、細菌の塊です。お口の中には虫歯菌や歯周病菌をはじめとする約600種類もの細菌が棲みついており、プラークはこれらの細菌が作り出したものです。プラーク1mgにつき、1~2億個もの細菌が存在しています。

プラークが付着すると。お口の中のトラブルの代表である虫歯や歯周病、そして強い口臭の原因にもなってしまいます。

虫歯は、プラークに棲みついたミュータンス菌などの虫歯菌が棲みついて酸を出し、歯を少しずつ溶かして虫歯を作り出します。

 

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また歯周病は今や虫歯よりも歯を失うリスクが高いと言われているお口の中のトラブルです。プラークに棲みついた歯周病菌が毒素を出し、歯ぐきや歯を支える歯周組織に炎症を起こします。日本人の成人8割が罹患していると言われている歯周病は、気付かないうちに症状が進行するため、自覚症状(歯ぐきからの出血、歯のぐらつきなど)が出始めたころには症状がかなり進行しています。

 

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このように、プラークはまさにお口の中のトラブルの元凶なのです。

 

・プラークが付着する原因

プラークが歯に付着する原因は、歯磨き不足です。自分では磨いたつもりでも、実は「磨けていない」ことがほとんどなのです。特に仕上げ磨きを離れた学童期のお子さんや、思春期のお子さんはまだまだ自分で上手に磨けません。そのため虫歯や歯ぐきの腫れや出血が起きる歯肉炎になりやすいのです。

プラーク=食べかすではありません。食べかすは、うがいをすることで流れていきますが、プラークはうがいでは落ちません。プラークは、食べかすの中に含まれる糖分が歯の表面に張り付き、そこへ細菌が寄ってきて形成されて歯にべっとりと付着するため、うがいだけでは取り除くことができないのです。

 

・プラークを溜めないようにするには?

虫歯、歯周病、口臭・・・このような原因を作り出すプラークを溜めないようにするには、毎日の正しい歯磨きと、歯科医院によるプロのケアが必要です。プラークは主に歯と歯の境目に付着します。ブラッシングのときは、歯ブラシの毛先を歯肉にも当て、一本一本丁寧に磨くように心がけて下さい。

しかし、自宅でのセルフケアだけではどうしてもプラークは取り切れません。歯や歯ぐきの健康を守るためには歯科医院でプロの処置が欠かせないのです。

どんなに優れた歯磨き剤も、予防には勝てません。歯科医院で定期検診やメンテナンスといった予防処置をきちんと受け、トラブルからお口の健康を守りましょう。

 


2018年9月9日 5:10 PM | カテゴリー: むし歯, ブログ, 歯周病



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にしお歯科

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1-2-11 千里中央アインス101
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