お口を開けてみてください。奥の歯に銀歯が光っていませんか?銀歯は保険が適用のため、安価で治療できます。そして、患者さんご自身が、銀歯が入ること、既に入っていることが既に当たり前だと思っていらっしゃるかもしれません。しかし、銀歯による治療が普通に行われているのは、先進国ではどうやら日本だけのようなのです。

 

保険治療では銀歯は当然?

日本における歯科治療では保険適用の際、レジンもしくは金銀パラジウム合金が使われた金属による修復物となります。患者さんとしては、安い治療費で機能を回復するためには、銀歯もやむをえないとお思いになることでしょう。また、銀歯は当たり前と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

一般的な銀歯は「金銀パラジウム合金」であり、JIS規格では金の含有量12%以上、パラジウムの含有量20%以上、銀の含有量40%以上とされています。歯に優しいとされている金の含有量は12%と低く、中にはよくわからない金属が混じっているとも言われています。

そしてパラジウムに関しては金属アレルギーの危険性を持ち合わせており、銀歯がお口の中にあることで様々な不快症状が発症することも考えられます。

このようなリスクを持ち合わせている銀歯は、日本の保険治療では日常的に行われているのが現状です。

しかし、欧米などの先進国では、銀歯は使われていません。審美的な問題もありますが、やはり健康面に深刻な影響を与える銀歯を未だに使用しているのは、先進国では日本だけなのです。

 

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金属を使わない治療へ

欧米などの先進諸国は、お口の中の健康にとても気を遣っており、歯の健康を守るための予防治療の普及率も、非常に高いものとなっています。

修復物についても同様で、金属を使った治療はほとんど行われておらず、レジンによる修復や、セラミックスによる補綴など、お口の中の健康に気遣った治療が当たり前のように行われています。

日本では、まだまだ金属を使った治療が一般的です。しかし、金属アレルギーや二次カリエスなどのリスクが高く、結局は歯の寿命を短くしてしまう治療が行われています。先進国にも関わらず、歯科治療においては非常に遅れをとっているのが現状なのです。

取れてしまった銀歯や再治療の際に外された金属の補綴物を見ると、そのほとんどはイオン化して錆びついています。こういったものがお口の中に長年入っている光景を見た欧米人などは、きっとびっくりするのではないでしょうか。

 

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