口元のお悩みは人それぞれ異なります。ガタガタの歯並びはもちろん気になりますが、「すきっ歯」と呼ばれる歯と歯の間に隙間にお悩みの方も案外多いものです。では歯と歯の隙間が目立つ方は、どのような治療が行われるのでしょうか。

見た目と機能に悩む「すきっ歯」

一見するとガタついては見えない歯並びでも、歯と歯の間に隙間があると気になるものです。隙間の広さはそれぞれですが、隙間が広ければ広いほど、間が抜けて見えてしまいがちです。また食事もしにくく、麺類や繊維質のものが隙間を通って噛みにくいと感じたり、会話中に空気が隙間から漏れ、発音が何度なく不明瞭になってしまうのも、すきっ歯ならではのお悩みと言えるでしょう。

すきっ歯はどちらかといえば審美的に悩む傾向にあるため、この隙間を何とかしたい!とお思いになるのではないでしょうか。

歯の隙間はどのように治療する?

では歯と歯の隙間はどのような治療を行うことで悩みを解消できるのでしょうか。歯の隙間の治療法としては、ダイレクトボンディングという審美的な治療法と、部分矯正による矯正治療が選択肢として考えられます。

・ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディングとは、隙間に直接レジンを埋め込んで隙間をなくすという方法です。レジンには色々な色調があり、ご自身の歯の色に最も近い色を選んで治療するため、仕上がりがとても自然です。

またセラミック治療と異なり、型取りを行う必要がありません。そのため即日で見た目のコンプレックスを解消することが可能です。

これ以外にも、ダイレクトボンディングは以前治療した部分の変色や、ごく小さな歯の欠けた部分の修復にも使われます。しかし長期間経過すると、レジンが変色する可能性があります。

 

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・部分矯正・・・歯の隙間が広い場合、ダイレクトボンディングでは対応が難しい場合があります。このような症例では、部分矯正を行うことで隙間をなくすことが可能です。部分矯正なら全体矯正よりも治療期間が短く(6~8ヶ月)、費用も抑える(30~50万円)ことができます。歯を削る必要もなく、レジンによる変色も起こりません。

 

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ダイレクトボンディング、部分矯正ともに見た目を改善することが可能な治療法ですが、どちらも保険適用外で自費治療となるため、金額がやや高くなります。歯科医院によって費用は異なるため、一度歯科医院で相談してみることをお勧めします。