▼糖化を防ぐ食事    糖化は、食事から摂る糖分(ブドウ糖や果糖)と生体内にあるタンパク質とが
反応することです。ということは、食事から摂るこれらの糖分をうまくコントロ ールすることができ
れば、糖化(=老化)を防いだり、遅らせることができると言えます。

糖分をコントロールする手段には、
①適正なカロリー摂取、栄養バランス。  (当たり前のことなのですが、なかなか難しい)
②朝食を抜かない。  (昼食時の血糖の急上昇を防ぐため)
③食べる順番を意識する。 (野菜 ⇒ タンパク質 ⇒ 炭水化物)
④異性化糖(果糖、ブドウ糖液糖など)を避ける。(清涼飲料水や缶ジュース・お菓子に多い)
⑤低GI、低GL(Glycemic Index、Glycemic Load)食を食べる。 (例:精白米より玄米や雑穀米、
うどんよりそば)

と要するに過剰な糖を、急激に、また大量に取り込まないための工夫が必要という わけです。
尚、これらのポイントは糖尿病の方にとっても非常に大事なことです。

▼糖化抑制が期待される食べ物
①ハーブ   「カモミール」というハーブが糖化抑制することが知られています。カモミール には
2種類あり、よく知られているのはジャーマンカモミールというものでハーブ ティーによく使わ
れます。しかし、糖化反応を抑える働きを持っているのは、ロー マンカモミールの方です。
このほか、セイヨウサンザシ、ドクダミ、ブドウの葉にそれぞれ含まれている成分 が、糖化反
応を防いでくれることが分かっています。
②身近な食べ物    お茶に含まれるカテキン類にも抗糖化作用があります。また、紫色をした
「菊の 花エキス」や「クマザサエキス」「マンゴスチンエキス」にも同じような働きがあ ると
言われ、健康食品市場では、抗糖化素材の開発が盛んに行われるようになって きました。
更に最新の研究結果では、野菜類の中で「ゴボウ」に含まれる成分が抗 糖化活性を持っている
ことがわかってきました。

以上のように、糖化(=老化)の進行を遅らせるためには、サラダ(特にゴボウ 入り)を最初
に食べ(血糖の急上昇を防ぐ)、ジュースを控えるなど、毎日の食事 から摂る糖分をコントロール
することと、ハーブのような植物エキスをうまく利用 して体内での糖化反応を抑えることが大切です。

<株式会社ヘルシーパスメルマガより一部改変>