α-リノレン酸やEPA(エイコサペンタエン酸)などのオメガ3系脂肪酸には、体内で中性脂肪を下げ、LDLコレステロールを減少させ、動脈硬化の進展を抑える働きが期待されています。米国栄養評議会(CRN)によると

2009年の米国の国内死亡原因第一位が『心疾患』で、年間約60万人が命を落としています。米国内では心疾患予防対策として、オメガ3系脂肪酸の摂取を推奨しています。

 魚を多く食べることのできる日本において、実は脂肪酸摂取のバランスが崩れてきています。その理由としては食の欧米化により魚の摂取が減ったことと、肉食や加工食品お摂取機械が多いことでオメガ6系脂肪酸の摂取量が爆発的に増えたことが挙げられます。

 オメガ3系脂肪酸に関してポジティブな臨床所見を上げると

 ▼心疾患、脳血管障害のリスク低下

 ▼肝がんリスクの低下

 ▼加齢黄斑変性症リスクの低下

などがあります。いずれも炎症を抑制するオメガ3系脂肪酸が有効であったと推察されます。

昔からの和食、特に焼き魚やお味噌汁を食べて抵抗力の強いからだをつくりましょう!