誰でも大切な歯を失いたくはないものですが、不幸にも歯を失ってしまった場合、速やかに噛む機能を取り戻すための治療へと進む必要があります。ところが中には「歯が一本抜けたところで問題はない」とそのまま放置する方もいらっしゃいます。では抜けた部分を補わずにそのまま放置すると、どのような問題が起こるのでしょうか。

 

歯を失ってしまう原因とは

歯を失ってしまう原因は様々です。では歯を失う原因にはどのようなことが考えられるのでしょうか。

・むし歯・・・虫歯菌によって歯が溶けてしまう病気です。いちど歯が溶け穴が開き始めると、自然治癒は見込めません。そのまま放置すると歯冠(見えている部分)はすっかり溶け、根っこだけになってしまいます。根っこだけになった歯は土台を立てることができないため、抜歯となります。

・歯周病・・・歯周病菌によって歯を支える歯周組織に炎症が起こる病気です。歯ぐきの腫れと出血が主症状ですが、むし歯のような痛みをあまり伴わないため、気が付けば顎の骨が吸収されて歯を支えられなくなり、抜け落ちるか抜歯となります。

・事故などのアクシデント・・・不幸にも交通事故などで口元を強く打ってしまった場合、歯や根っこが折れてしまうことがあります。根っこにヒビが入ると歯を保存するのが難しく、保存できないと判断された場合、歯を抜かなければならなくなります。

 

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