花粉症などのアレルギー症状には、炎症を抑えることと腸内環境を改善することが大切です。
炎症を抑えるための薬はたくさんありますが、胃腸障害を始めとする副作用があり、近年、副作
用が少ない抗炎症効果のある栄養素(サプリメント)やハーブが注目されています。

アレルギー症状を和らげる成分は次のとおりです。
【ビタミンD】   ビタミンDは免疫調整ホルモンとして働き、免疫反応のバランスを整えるため、
アレルギー症状の改善に役立つと言われています。

【EPA(オメガ3系脂肪酸】   近年のアレルギー症状の悪化には、食事から摂っている脂質(オメ
ガ6系脂肪酸とオメガ3系脂肪酸)のバランスが悪くなったことも影響しています。炎症を引き起
こす物質は脂質から作られ、オメガ6系脂肪酸から作られる物質は免疫を激しくするほか、心血
管系の病気を増やし、発がんリスクを高めるとも言われています。一方、オメガ3系脂肪酸であ
るEPA(エイコサペンタエンサン)からは、炎症やアレルギーを抑制する物質が作られます。
EPAは鯖や鰯などの青魚に多く含まれています。

【ポスウェリア・セラータ】   ポスウェリア・セラータはインドの乾燥した高地に自生する落葉高木で、
その抽出物に抗炎症作用があると期待されています。

【クルクミン】   クルクミンはウコン(ターメリック)に含まれる色素で、強力な抗酸化作用に加え、
免疫細胞の過剰な働きを抑えることが知られています。

【セイヨウシロヤナギ】   セイヨウシロヤナギの樹皮に含まれる物質に抗炎症作用があると期待さ
れています。

【MSM(メチルスルフォニルメタン】   MSMは植物性有機硫黄のことで、抗炎症効果があることが
認められています。

【SAMs(Sアデノシル-Lメチオニン】   アデノシンとメチオニンから生体内で合成される物質で、ヨ
ーロッパでは、うつ病の改善や肝機能の強化の目的で医薬品として使用されています。

株式会社ヘルシーパス資料より一部改変