今年はコロナウィルスにより様々な影響を受けた年でした。例年ならこの時期は忘年会が行われ、賑やかなひと時を過ごす方が大勢おられることでしょう。

ところが今年はコロナウィルス感染拡大防止のため、例年とは違う過ごし方を余儀なくされている状況です。

そのような状況の中、家の中で家族や気の合う友人らとホームパーティーを楽しむ方が急増しており、例年とは違う過ごし方を余技なくされる状況であっても美味しいものを食べる機会が増えるこの時期は、お口の中のトラブルも起きやすい時期でもあります。

 

だらだら食べ続けることのリスクについて

オンライン飲み会や少人数でのホームパーティーなど、これまでの様式と変わったとはいえイベントが多いこの時期はむし歯リスクが急増しやすい時期でもあります。

というのも、普段の食事とは違い、だらだらと食べ続けることが多くなりがちだからです。

むし歯になるのは、ただ単に砂糖をたくさん摂取するだけでなく、長時間食べ続けることによって常にお口の中が虫歯になりやすい状況が続いてしまうからです。

私たちのお口の中は普段、中性を保っています。しかし飲食をするとお口の中は酸性の傾き、歯の表演を少しずつ溶かしていきます。これを脱灰といい、むし歯の一歩手前の状況です。

この状態が続かないよう、唾液の作用により徐々にお口の中は中性へと戻り、溶けかけた歯の表面を修復します。

 

ところが飲食をずっと続けていると脱灰が進み、唾液の自浄作用が妨げられます。その結果脱灰が進み、歯の表面のエナメル質に影響が出てしまいます。

 

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歯磨きをせずに寝てしまうと・・・

またお酒を飲み過ぎてつい歯磨きをせず、うっかりそのまま寝てしまうことが多いのも、この時期の特徴です。一度くらいならそう大きな問題はありませんが、お口の中には非常に多くの細菌が棲みついています。何度もこのような状態が起こると、お口の中の細菌の働きが活発化し、むし歯の原因であるプラークが作られてしまいます。

細菌は就寝中に爆発的に増えてしまいます。そのため寝る前の歯磨きをしっかりとし、虫歯から歯の健康を守らなければいけません。

しかし歯磨きをせずに寝てしまうとお口の中の細菌が急増し、一気にむし歯リスクが高まってしまいます。

毎日の歯磨きの中でも、寝る前の歯磨きは大変重要です。どれだけ眠くても、寝る前には必ず歯磨きをするという習慣を徹底づけることが大切です。

 

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気を引き締め、むし歯になりにくい生活を送りましょう

むし歯になる要因は生活習慣が大半を占めています。特にだらだら食べ続けると、常にお口の中が酸性となり、虫歯リスクが増大してしまいます。

この時期は特に長時間飲食を続けることが多くなりがちなため、ご自身で意識をして過ごすことが大切です。