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自費の被せ物にすると、絶対にむし歯にならない?

保険適用の詰め物や被せ物は、治療費を抑えて機能を回復することができる反面、むし歯が再発して再治療が必要になるケースが多いというデメリットがあります。セラミックなど自費の素材はプラークが付きにくいというメリットがありますが、自費の素材にすると、絶対にむし歯は再発しないのでしょうか。

 

なぜ保険適用の素材はむし歯が再発しやすい?

保険が使える素材は、レジン、金銀パラジウム合金を使った詰め物や被せ物、CAD/CAM冠です。レジンは小さなむし歯を治療する際に使われます。金銀パラジウム合金は、前歯と臼歯部に適用され、犬歯までの前歯は表側が白いレジン、裏側が金銀パラジウム合金が使われています。CAD/CAM冠は近年、条件つきで保険適用となったハイブリッドレジンです。

保険適用素材は治療費を抑えて最低限の機能を回復させることを目的としており、審美性やさらなる機能の向上を目的としていません。特に一般的に銀歯と言われている金銀パラジウム合金を使った補綴物は、むし歯の再発の可能性が高いことがわかっています。と言うのも、保険適用素材は表面がざらついていること、歯との密着性に不安があることからプラークが付きやすいのです。

さらに銀歯の場合、年数が経つにつれて素材が劣化してセメントが少しずつ溶け出します。もともと歯との密着性が悪い金属の補綴物は、わずかな段差や隙間が生じてしまい、そこへむし歯菌を含んだ唾液が流れ込み、内部でむし歯が広がってしまいます。これを二次カリエスといい、二次カリエスになると再治療が必要となります。

 

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耐久性に優れているセラミック素材ですが・・・

二次カリエスのリスクが高い保険治療に対し、セラミックなど自費の素材を使った自由診療は、ただ単に見た目が美しいというわけではありません。保険適用のハイブリッドレジンを使った白い被せ物CAD/CAM冠は、金属を使用していません。しかしレジンの割合が多いため、表面がややザラついています。そのため意外とプラークが付きやすく、変色も起こってしまいます。また小臼歯に使用しても、噛み合わせが強い方や深い方は、割れてしまう可能性があります。

これに比べ、セラミックは滑らかな素材で耐久性に優れています。歯との密着度も高く、補綴物と歯の間に隙間がほとんど生じません。そのため二次カリエスになる可能性は保険のものと比べて格段に低くなります。

しかし、セラミックを入れたからと言って安心できるわけではありません。どんなに優れた補綴物を使っていても、日常のお手入れがきちんと行われていなければ、歯ぐきの腫れや出血などの炎症が起こってしまいます。歯ぐきに炎症が起きると、歯肉炎や歯周炎を引き起こしてしまいます。

良い素材を入れたからと安心せず、なぜむし歯になってしまったのかをまずしっかりと思い出しましょう。そして、これ以上むし歯にならないよう、日常のお手入れをしっかり行い、定期検診は必ず受けるようにして下さい。

 

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2019年8月11日 7:22 AM | カテゴリー: むし歯, 保険と自費

銀歯は日本だけというお話

お口を開けてみてください。奥の歯に銀歯が光っていませんか?銀歯は保険が適用のため、安価で治療できます。そして、患者さんご自身が、銀歯が入ること、既に入っていることが既に当たり前だと思っていらっしゃるかもしれません。しかし、銀歯による治療が普通に行われているのは、先進国ではどうやら日本だけのようなのです。

 

保険治療では銀歯は当然?

日本における歯科治療では保険適用の際、レジンもしくは金銀パラジウム合金が使われた金属による修復物となります。患者さんとしては、安い治療費で機能を回復するためには、銀歯もやむをえないとお思いになることでしょう。また、銀歯は当たり前と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

一般的な銀歯は「金銀パラジウム合金」であり、JIS規格では金の含有量12%以上、パラジウムの含有量20%以上、銀の含有量40%以上とされています。歯に優しいとされている金の含有量は12%と低く、中にはよくわからない金属が混じっているとも言われています。

そしてパラジウムに関しては金属アレルギーの危険性を持ち合わせており、銀歯がお口の中にあることで様々な不快症状が発症することも考えられます。

このようなリスクを持ち合わせている銀歯は、日本の保険治療では日常的に行われているのが現状です。

しかし、欧米などの先進国では、銀歯は使われていません。審美的な問題もありますが、やはり健康面に深刻な影響を与える銀歯を未だに使用しているのは、先進国では日本だけなのです。

 

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金属を使わない治療へ

欧米などの先進諸国は、お口の中の健康にとても気を遣っており、歯の健康を守るための予防治療の普及率も、非常に高いものとなっています。

修復物についても同様で、金属を使った治療はほとんど行われておらず、レジンによる修復や、セラミックスによる補綴など、お口の中の健康に気遣った治療が当たり前のように行われています。

日本では、まだまだ金属を使った治療が一般的です。しかし、金属アレルギーや二次カリエスなどのリスクが高く、結局は歯の寿命を短くしてしまう治療が行われています。先進国にも関わらず、歯科治療においては非常に遅れをとっているのが現状なのです。

取れてしまった銀歯や再治療の際に外された金属の補綴物を見ると、そのほとんどはイオン化して錆びついています。こういったものがお口の中に長年入っている光景を見た欧米人などは、きっとびっくりするのではないでしょうか。

 

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2019年6月8日 11:01 PM | カテゴリー: むし歯, 歯科材料

起床後のお口の中は、最も不潔なのです

お口の中には非常に多くの細菌が存在しています。この細菌が最も多く繁殖しているのが、起床後です。起床後のお口の中は細菌が爆発的に繁殖しており、非常に不潔な状態なのです。まさか、起床後歯磨きをせずに朝食を摂っているということはありませんよね・・・?

 

お口の中は、細菌だらけ

むし歯および歯周病は、誰もが知っている二大口腔内トラブルです。どちらも細菌による感染症で、症状や治療法は異なるものの放置していると、歯を失う原因になってしまいます。

しかしお口の中に存在する細菌は、むし歯や歯周病になる細菌だけではありません。まだ名前がないものも含めて、私たちのお口の中には約700種類もの細菌が棲みついていると言われています。むし歯や歯周病を引き起こすプラークには1グラム中に約1000億個もの細菌が生息している、まさに「細菌の塊」です。全ての細菌が悪害というわけではありませんが、お口の中にこんなにも数多くの細菌が棲みついているということを、まずはしっかりと認識しておくべきでしょう。

 

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細菌による影響は、むし歯や歯周病だけではありません

お口の中に非常に多くの細菌が棲みついていると言っても、毎日の歯磨きと唾液の働きによってその働きは抑えられています。しかしプラークコントロールが悪ければ、むし歯や歯周病を引き起こしてしまいます。

また口腔内が不衛生な状態が続くと、むし歯、歯周病以外の口腔内トラブルを引き起こしてしまいがちになります。このようなトラブルとして口腔カンジダ症、口内炎、口腔ヘルペスなどが挙げられ、特に免疫力が低下している方や高齢者は、注意が必要です。

この細菌の影響は、口腔内だけにとどまらず、誤嚥性肺炎、心筋梗塞、糖尿病の悪化など全身の健康にも関わってきます。このような全身疾患は歯周病と深く関わっていると言われており、口腔内の衛生管理が欠かせません。

 

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起床後は最も細菌数が多い状態

細菌の働きを抑制するのは、先ほども述べたとおり、適切な歯磨きと唾液の働きです。細菌は、お口の中が乾燥することで急激に増殖します。

日中は食事の際によく噛むことで唾液が分泌されていること、また適度に水分を摂ることでお口の中の乾燥を防ぐことができています。しかし就寝中は唾液の分泌が減少し、細菌が増殖しやすい環境になっています。そのため起床後はお口の中が乾いており、細菌が最も繁殖した不潔な状態なのです。

 

就寝前の歯磨きをしっかりと行い、寝起きは必ずうがいか歯磨きをしましょう

就寝中の唾液分泌の低下は生理的なものが原因のため、仕方ありません。そのため口腔内の細菌数を少しでも減らしておくよう、念入りに歯磨きをしておく必要があります。歯ブラシによるブラッシングだけでなく、フロスや歯間ブラシ、洗口剤などを使ってお口の中を清潔にしておきましょう。

そして寝起きは必ずうがいや歯磨きを行って、お口の中の細菌を洗い流しておきましょう。寝起きのままうがいもせず朝食を摂ると、大量の細菌を飲み込んでしまうことになります。毎日のことであるからこそ、このようなことに気をつけて過ごすことが、お口の中そして全身の健康に大きく関わるのです。


2019年5月21日 10:46 AM | カテゴリー: むし歯, 歯周病と全身疾患の関係

親知らずを抜くことで噛み合わせが変わる!?

親知らずは、全ての人にあるわけではありませんが、生えていることによってトラブルが起こりやすく、抜歯をするケースも多々あります。抜歯をすることでトラブルは回避できますが、それによって噛み合わせに変化が生じることがあります。

 

親知らずの生え方とは?

親知らずは、第三大臼歯または智歯と呼ばれ、上下左右に4本ずつあります。親知らずの有無は、レントゲン撮影によってわかります。

親知らずは、全て真っ直ぐに生えているわけではありません。上下左右きれいに4本ずつ生えているケースや、レントゲン写真で存在は確認できるものの歯ぐきに埋まっているものや、半分だけ顔をだして生えているものなど様々です。半分だけ顔を出している「半埋伏」、真横に向いて隣の歯を押している「水平埋伏」と呼ばれます。

 

親知らずによるトラブル

親知らずはいちばん奥に生えているため歯磨きが非常に行いにくく、トラブルが起こりやすい歯です。代表的なトラブルはむし歯が最も多く、磨き残しによりプラークが溜まり、そこからむし歯になってしまうケースが非常に多く見られます。親知らずだけでなく、隣の第二大臼歯がむし歯になってしまうなど、むし歯によるトラブルが最もよく見られます。

次いで多いのが、親知らず周辺の歯ぐきが腫れる「智歯周囲炎」です。これも磨き残しにより歯ぐきが炎症を起こして腫れてしまいます。疲れたときなどにもよく起こるようです。腫れが大きくなると口を開けるときに顎に痛みが出てきて、食事がしにくくなります。

それ以外にも、親知らずが隣の歯を押して痛みを感じることもあります。むし歯ではないのに他の歯に痛みを感じる場合、親知らずが原因となることもあります。

 

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抜歯することで噛み合わせが変わってしまうことも

親知らずが原因で起こるトラブルは、抜歯することにより改善が可能です。というのも、親知らずは別になくても差し障りがない歯だからです。しかし、親知らずを抜歯することで噛み合わせが変化してしまうケースがあります。これは、親知らずの根の形態によることが考えられます。抜歯をするとき、根が曲がっているとすんなりと抜けないことがあります。抜き方によって隣の歯が内側へ曲がってしまうことが稀に起こるため、これまで噛み合っていたのに噛み合わせが変わってしまったと考えられます。

せっかく抜歯をしても、肝心の噛み合わせがおかしくなってしまうと、顎などにも影響が出てしまうこともあります。そのためすぐに抜歯をせず、むし歯治療などを行って保存することも少なくありません。

親知らずの抜歯によって噛み合わせがおかしくなってしまった場合、歯列矯正が必要かどうかは担当医の判断によります。まず親知らず周りに汚れを溜めないよう、歯磨きをしっかりと行いましょう。

 

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2019年5月17日 7:31 AM | カテゴリー: むし歯, 矯正歯科

砂糖の摂り過ぎは歯の大敵!

暖かい気候になり、食べ物も美味しい季節になってきました。甘いものを食べてリフレッシュする方も多いでしょうが、砂糖をたくさん含んだ食べ物の大量摂取は歯のトラブルの元凶です。今回は、砂糖と歯の関係についてお話をしたいと思います。

 

むし歯菌が寄り付く「砂糖」

歯のトラブルで最も多いのは、むし歯と言われています。むし歯は、小さなお子さんから高齢の方まで幅広い年代で起こる歯の代表的なトラブルです。

昔から甘いものの食べすぎはむし歯になる、と言われていますが、正しくは「砂糖の摂り過ぎ」です。むし歯は、お口の中にひそむむし歯菌が食べかすの中に残る糖分、その中でも特に砂糖を栄養源として酸を作り出し、歯を溶かしてむし歯を作り出します。 

むし歯は、お口の中の細菌が作り出したプラークに棲みきます。プラークは粘着性のある物質で、歯と歯ぐきの境目などにべったりと付着し、そこへむし歯菌が棲みついて酸を作り出します。他の細菌はうがいや水など糖分が入っていないものを飲むことである程度流れていきますが、むし歯菌は流れにくい性質を持っています。

砂糖は多くの食品に含まれており、無意識の間に大量摂取をしている可能性があります。砂糖をたくさん摂ることは、それだけむし歯リスクが高まってしまうのです。

 

砂糖の摂取量と時間に注意

気をつけなければいけないのは量よりも時間です。特にあめやキャラメルなどは砂糖がたくさん使われており、お口の中に長い時間留まりやすい食べ物のためむし歯リスクが高まります。

またジュースや乳酸菌飲料にもたくさん砂糖が含まれています。だらだらと長い時間をかけて飲んでいると、砂糖がお口の中に留まる時間が長くなってしまうので、注意しましょう。

スポーツ飲料にも意外と糖分は含まれています。運動にスポーツ飲料は欠かせませんが、普段のジュース代わりに飲むことはできれば控えたほうがよいでしょう。特に乳歯は非常にむし歯になりやすいため、保護者の方の管理が大切です。

むし歯かな、と思ったら、自覚症状が出る前に早めに歯科医院を受診しましょう。

 

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むし歯になりにくい健康な歯を作りましょう

むし歯にならないようにするためには、むし歯になりにくい食生活を送ること、そして強い歯を作ることです。おやつの時間はきちんと決めることがまず第一です。

そして歯に良いと言われている食べ物を積極的に摂取し、歯質を強化しておくことでむし歯になりにくい状態を作り出すことが可能です。カルシウムやビタミン類などをしっかりと摂るようにしましょう。砂糖がたくさん使われているあまいお菓子よりも、カルシウム豊富な小魚やチーズなどは毎日摂取したい栄養素です。海藻類や野菜なども毎日食べて、むし歯に強くなるよう、歯質を強化しておくようにしましょう。

 

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2019年4月3日 11:08 AM | カテゴリー: むし歯, 食育

セルフケアでわかる海外との認識の差

 

前回は、日本と海外の予防治療における認識の差についてお話をしました。今回は、セルフケアにおける海外との違いについてお話をしたいと思います。

 

海外ではデンタルフロス使いが当たり前

皆さんは、デンタルフロスを使っていますか?「歯磨きをきちんとしていたら、フロスなんていらないのでは?」「フロスなんていちいちい面倒くさい」などと思っていませんか。この認識が、海外との大きな違いです。予防治療の重要性と同じく、セルフケアに対する認識も海外とは違っており、このことが将来の残存歯数に大きく関係しているのです。

デンタルフロス使用者の割合の差は、次の数字でよくおわかりになると思います。

・アメリカ・・・60.2%

・スウェーデン・・・51.3%

・日本・・・19.4%

この数字を見てわかることは、日本は諸外国と比べてまだまだ予防に対する意識が低いということです。歯科医院へ通う目的の違いについて、この数字に顕著に現れ出ていることがおわかりいただけると思います。歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れはきちんと落とせません。フロスを使うことで歯の間に溜まった食べかすや汚れをかき出すことができることをご存知でしょうか。むし歯の原因となるプラークは、主に歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目に残っている汚れから作られているのです。

 

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定期検診は、自分に合ったケアの方法を学ぶ場でもあるのです

予防治療や定期検診は、ただ単に歯石除去やお口の中の状態をチェックするためだけの時間ではありません。日本では、セルフケアが自己流の人がとても多いことに対し、海外では半数以上が歯科医師や歯科衛生士といったプロからセルフケアの方法について学んでいると言われています。

日本では、特に指導を受けず自己流のセルフケアを行っている人がとても多く、デンタルフロスや歯間ブラシの重要性をきちんと理解していない、あるいは頭ではわかっていても、実践に至らない人がほとんどです。そして気が付けば、むし歯や歯周病が進行し、歯を失う結果になってしまうのです。

 

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予防治療や定期検診ではフロスや歯間ブラシは必ず使います。これらは患者さんの状態に合わせて使うアイテムを選んで使っているため、効果的であるとともに、ご自身のセルフケアを見直す絶好のチャンスです。

フロスの使い方がいまひとつわからない、歯間ブラシのサイズがわからないなどの疑問点は、歯科医師や歯科衛生士にどんどん尋ねましょう。お口の健康を守るプロから得ることができる貴重な時間を是非利用し、ご自身に合ったケアをしっかりと行ってください。

そして3ヶ月~半年に一度は必ず定期検診を受診し、異常の有無や口腔内の健康維持に努めるようにしましょう。


2019年3月25日 8:14 AM | カテゴリー: むし歯, 歯周病

定期検診、きちんと受けていますか?

皆さんは、歯科医院で定期検診を受けていますか?欧米をはじめとした諸外国では、歯の健康を守るために定期的に歯科医院を受診することが当たり前となっています。しかし日本では、未だ「歯医者は痛くなってから行くところ」という認識が強いようです。毎日歯磨きしているから大丈夫、と思っていても、きちんと磨けていなければ汚れは落ちず、むし歯や歯周病の原因となってしまいます。では定期検診を受けることでどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

日本と諸外国との定期健診に対する認識の差

欧米など海外では、歯の健康を維持するため定期的に歯科医院を受診するという認識度が約6割に対し、日本では20.9%と大きく劣っています。

また実際に予防治療を実践しているのがアメリカやスウェーデンが約7割という高い割合に対し、日本ではたったの26.2%であると報告されています。

この数字を見ただけで、海外と日本の予防治療に対する認識の差は歴然としていることがわかります。

 

定期的に歯科医院を受診することで何がメリットなのか

先ほどの数字でわかることは、日本ではまだまだ「歯が痛くなったときだけ歯医者に行く」風習が根強いことです。

痛くなった歯は当然、何らかの治療をします。それはむし歯であったり、歯周病であったりと様々です。事故などのアクシデントは別として、むし歯や歯周病はある程度防ぐことが可能です。

しかし症状が出てしまってから受診すると、当然何らかの治療が施されます。むし歯の場合は歯を削り、進行してしまった場合は神経を取り除かなくてはなりません。歯の神経を取り除くと歯は脆くなってしまいます。

また削って詰める治療であっても、歯を削ることでそこから再びむし歯になるリスクを抱えることになってしまいます。どんなに優れた素材を使っても、いちど歯を削ってしまうと、歯を失うスタート地点に立ってしまったことになるのです。

 

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また歯周病になると、歯を支えている顎の骨が吸収され、歯を支えることができなくなってしまいます。さらに歯周病は、全身の健康と大きく関わるため、歯周病になることで他の病気のリスクを抱えてしまうとも言われています。歯周病になると、むし歯のように一本の歯の問題だけでは済まなくなります。歯槽骨が薄くなり、歯がどんどん抜けてしまうと自分の歯で噛むことが難しくなってしまいます。それにより、全身の健康や脳の働きにも変化が出てしまうかもしれません。

 

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自覚症状がなくても一年に一度は必ず定期検診を受けましょう

自分の歯で食事をすることは、当たり前のことです。しかし失ってしまうと、当たり前のことがどれだけありがたいことであるか、しみじみと感じることと思います。

毎日歯磨きを行っても、完璧に汚れを落とすことはできません。また自分では気づかない初期のむし歯や歯周病の兆候などを見落としてしまう危険性があります。

定期検診では、お口の中の健康維持やブラッシング指導などを行います。お口の中の状態を確認し、異常がないかをチェックするだけでなく正しい歯磨きの方法や歯間ブラシの使い方など、患者さんに合ったケアの方法をプロが指導し、家庭でのセルフケアに役立ててもらいます。

生涯ご自身の歯で食事をしていただくためにも、一年に一度は必ず定期検診を受診するようにしましょう。次回はプロが教えるセルフケアについてお話をしたいと思います。


2019年3月19日 9:12 AM | カテゴリー: むし歯, 歯周病

むし歯になったことがないからと安心していませんか?

 

「自分は今までむし歯になったことがないから、歯医者にめったに来ない」

このような言葉を耳にしたことはありませんか。日々患者さんと向き合っていると、今までむし歯になったことがないから歯医者に来たことがない、という方が少なくありません。でも待ってください。むし歯がないからといって安心していると、最終的に後悔する結果が待ち受けているかもしれません。

 

むし歯にならなければ歯医者さんに行かない??

皆さんは、歯が痛くなってから歯医者さんを受診しますか。恐らく大多数の方が、痛みや違和感など何か異常を感じてから受診するのではないでしょうか。むし歯はそのままにしておくとどんどん進行してしまいます。そしてむし歯の特徴は「痛み」です。この痛いというサインが出るからこそ、受診するでしょう。

しかし、中にはむし歯になったことがないという方もいらっしゃいます。むし歯かな、と思うような自覚症状がない限り、なかなか歯医者さんは受診しないものですよね。ここが実は大きな落とし穴なのです。

 

数年ぶりに歯医者さんを訪れたら、歯周病が進行していると言われ・・・

むし歯のような自覚症状はないけれど、たまには歯のクリーニングを受けてみよう、と軽い気持ちで受診したところ、歯周病が思いのほか進行していたケースはとても多く、ご本人もショックを隠しきれない光景は決してめずらしくありません。歯周病の進行具合を表す歯周ポケット数値は6ミリや8ミリ、出血もあり歯が揺れ動いている・・・。ここで初めて患者さんは「歯周病が進行している」ことを知るのです。

むし歯になったことがないことが、大きな落とし穴だったのです。痛みなどの自覚症状が出ない限り、なかなか歯医者は受診しません。たまたま訪れた際、歯周病がかなり進んでいることを知るものの、歯が揺れ動く症状が出てしまっていたら歯周病の進行を抑制することは難しくなります。

中には歯がぐらぐらになってようやく受診する方もいらっしゃいます。歯周病は痛みをあまり感じずに進行するため、歯が少々揺れ動いても気にならないのでしょう。

その結果、気が付けば歯が抜け落ちてしまった、口臭がきつくなったなど、歯周病を招いてしまっているのです。

歯周病はむし歯と違い、痛みをほとんど感じないまま進行します。むし歯よりも怖いのは、むし歯は悪い歯だけに症状が出ますが、歯周病はお口全体に症状が出るため、とてもやっかいです。

歯周病の進行を抑制するためには、定期的な受診が欠かせません。また何も自覚症状がなくても、定期的に歯科医院を受診し、歯のクリーニングなどを受けるようにして下さい。

 

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2019年3月7日 10:03 AM | カテゴリー: むし歯, 歯周病

歯を削ることは、結局歯を失うことに繋がるのです

むし歯になってしまったら、皆さんまず思うことは「歯を削って詰めたり銀歯にする」ではないでしょうか。「むし歯=削って治す」ことでむし歯が治る、とお思いになるかもしれません。

しかし、ひとたび歯を削ってしまうことは、歯を失うことへのカウントダウンが始まったことになるのです。むし歯を治したつもりが、実は歯を削ることで歯を失ってしまうかもしれないのです。

 

一度歯を削ってしまうと、二度と再生しない

転んで擦りむいてしまったり、軽いやけどをした場合、適切な処置を行うことで皮膚は再生します。また風邪をひいた場合、人間の持つ免疫力で薬を飲まなくても自然治癒することもよくあります。

ところがむし歯に関しては、自然治癒することはありません。歯の表面が少し溶け、むし歯の一歩手前状態である「脱灰」の場合は、フッ素塗布などを行って歯を削ることなく自然治癒することがありますが、むし歯が進行して歯に穴が開いてしまうと、自然治癒することはありません。

大きなむし歯でない場合、一般的な治療法としてむし歯になった部分を削り、白いプラスチックであるレジンを詰めて修復します。これで見た目や機能には問題なく治療は終わります。

ところが、歯は一度削ると二度と再生しません。どんなにキレイに修復しても、自分の歯と人工の修復物とでは大きな差が生じてしまいます。これは、修復した部分が再びむし歯になってしまう「二次カリエス」になる可能性があるからです。

二次カリエスは、むし歯治療を行った歯に対して起こる症状です。修復した歯の下で再びむし歯が広がることで、再治療が必要になります。再治療を行うということは、再び歯を削らなければいけないのです。当然、前回治療したときよりも、歯を多く削ることになり、レジンではなく詰め物になってしまうかもしれません。そして数年後には、詰め物の下でむし歯になり再治療を行い、今度は神経を取り除いて大きな被せ物を着けなければいけなくなるかもしれません。このように、再治療を繰り返すことでだんだん歯質が少なくなり、最終的に歯を失ってしまいます。つまり、歯を削ってしまうと二度と再生せず、削った部分は全て人工物となってしまうのです。

 

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むし歯にならないような生活習慣を送ることが大切

むし歯で歯を失わないためには、むし歯になりにくい生活習慣を送り、むし歯予防をすることが最も大切です。むし歯は砂糖を多く含んだ食べ物や飲み物により作られやすくなります。また長時間むし歯になりやすいものを口にすることで、ますますむし歯リスクは高まってしまいます。

また定期検診や歯のクリーニングを定期的に行うことも大切です。むし歯菌の棲家となるプラークを除去し、むし歯になりにくい口腔内環境を整えておきましょう。

また最近では、できる限り歯を削らずにむし歯治療を行う方法も普及しています。安易に歯を削ることで大切な歯を失ってしまわないよう、むし歯にならないような生活を送りましょう。

 

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2019年2月17日 8:30 AM | カテゴリー: むし歯, ドックベストセメント

歯は削れば削るほど寿命が短くなるのです

 

一度」むし歯になってしまうと、治療が必要になります。むし歯は「滲みる」「痛い」といった自覚症状を感じる頃には、かなり進行した状態となっており、そのまま放置すると悪化するばかりです。

そのむし歯治療ですが、「削って詰める」「神経を取って被せ物を被せる」というのが一般的な治療法です。しかし歯は、削れば削るほど寿命が短くなり、むし歯治療を行ったはずの歯が、最終的に抜歯となる確率が高くなります。

 

歯は削った瞬間から新たなむし歯リスクが生じる

むし歯とは、虫歯菌によって放出される酸により、歯が溶けていく病気です。歯は「エナメル質・象牙質・歯髄(神経や血管が通っている管)」の3構造から成り立っています。エナメル質が溶けた状態では痛みなどの自覚症状はまだ感じません。しかし穴が開いている場合、自然治癒は不可能です。このまま放置すると、やがてむし歯が象牙質、歯髄へとどんどん進行します。歯髄までむし歯が到達すると、激しい痛みを伴い、生活に支障が出てしまいます。ここまでむし歯が進行したら、神経を取り除き、根の中をきれいにする根管治療が必要となり、銀歯やセラミッククラウンなどの被せ物が必要となります。

このようなむし歯治療を行うことは、実は「むし歯が治ったゴール」ではなく、「歯を失うスタート地点に立ってしまった」ことになるのです。

むし歯は、歯を削ってプラスチックやインレーという詰め物を詰めます。これで修復したように思えますが、実は削った部分から新たなむし歯が発症する「二次カリエス」というリスクを背負うことになるのです。二次カリエスは再治療を繰り返し、レジンからインレー(部分銀歯)、インレーからクラウン(全部銀歯)へとだんだん治療が進むとともに、だんだん歯質が少なくなっていきます。そして最終的には歯を失ってしまうという結果が待ち受けているのです。

 

歯をできる限り削らない治療法「ドックベストセメント」

以上お話したのは、一般的なむし歯治療法です。むし歯治療は、虫歯菌に感染した部分だけでなく、健全な歯も削ってしまいます。つまり、健康な歯を削ることで歯の寿命を大幅に縮めてしまうのです。

ではむし歯治療は、必ず健康な歯の部分を削らなければいけないのでしょうか。

「ドックベストセメント」というむし歯治療では、むし歯になっている部分を殺菌して無菌化にするため、必要以上に歯を削ることがありません。そのため一般的なむし歯治療に比べ、二次カリエスのリスクを抑えることが可能です。また神経を残すことができる可能性が大きくなります。

 

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歯の神経を取ってしまうと痛みからは解放されますが、歯の寿命が短くなることは確かです。歯の神経を残すことが可能であるなら、それに越したことはありません。ドックベストセメントは神経を保存できる可能性がある治療法です。ただし全ての歯の神経を保存できるわけではありません。むし歯の状態を確認し、症状に応じた治療を行います。ドックベストセメントで治療しても毎日のように甘いお菓子やジュース(スポーツドリンクや野菜ジュースも含む)を摂取していたのでは、歯の神経を守ることはできません。

ドックベストセメントで治療を行ったあとは、レジンを詰めるかセラミックインレーなど審美性の高いインレーで詰めて修復を行います。

 

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大切な歯を長持ちさせるためには、まずむし歯にならない生活習慣を送るように心がけ、定期健診は必ず受けるようにしましょう。

 


2018年12月15日 7:27 AM | カテゴリー: むし歯, ドックベストセメント



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