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院長・スタッフブログ

口腔内の状態に合った歯磨き剤で、お口の健康を維持しましょう

歯とお口の健康を守る基本は、毎日の歯磨きです。歯磨き剤には本当に様々な種類があり、歯科医院やドラッグストアだけでなく、通販やバラエティショップなど色々な場所で手に入れることができます。しかしあまりに種類が多すぎて、どの歯磨き剤を選べばよいのかわからなくなることはありませんか?大切なことは、お口の症状に応じた歯磨き剤を選ぶことです。今回は、歯の健康と歯磨き剤に着目してみました。

口腔内の細菌の種類によって状態が変わります

お口の中には非常に多くの細菌が棲みついています。これらの細菌が、特にお口の健康に悪影響を与えないものもあれば、重篤な症状を引き起こしてしまうものもあります。後者の代表は、むし歯と歯周病です。どちらも細菌による感染症です。むし歯は酸により歯が溶け、歯周病は毒素によって歯を支える組織に炎症が起きてしまいまいますが、どちらの細菌が多いかによって、どちらになりやすいのかがある程度把握することが可能です。

つまり虫歯菌の数が多いとむし歯になりやすく、歯周病菌が多いと歯周病リスクが高まると考えられるのです。

 

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予防治療や定期検診で、どちらのリスクが高いかを把握することができる

では自分はどちらのリスクが高いのだろう?とお思いになることでしょう。もちろんむし歯と歯周病、どちらにも気を付けてケアをしておかなければいけませんが、ご自身が抱えるリスクを把握しておくと、それに応じた歯磨き剤を選んで使うことで発症リスクを低減することができます。

それには予防治療や定期検診が最も有効です。歯科医師や歯科衛生士がお口の中を実際に診ることで、お口の中の状況を把握することで適切なアドバイスをもらうことができます。例えば「○○さんは歯周ポケット数値は浅いけど、歯の表面が白く濁って虫歯になりかけているので、どちらかと言えばむし歯リスクの方が高いかもしれませんね」と言われた場合、歯周病予防の歯磨き剤よりも、フッ素が含まれている歯磨き剤を使うほうが、その患者さんのお口の状態に合ったケアができるという事になるのです。

 

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ご自身の状態に合わせて歯磨き剤を選び、お口の健康を維持しましょう

むし歯と歯周病、どちらも適切な処置と予防を行わなければ、歯を失ってしまう可能性が高いことはよく知られています。そのため、お口の中の状態に応じたケアを行うことがむし歯や歯周病を防ぎ、お口の健康を維持することができるのです。

数ある歯磨き剤の中からご自身の状態に応じたものを選び、お口の健康管理を行いましょう。どんな歯磨き剤を選べばよいか迷うときは、かかりつけ医に相談してみるとよいでしょう。


2020年3月22日 8:15 AM | カテゴリー: むし歯, 歯周病

よく噛むことの大切さ

よく噛んで食べることによる効果は、ただ単に食事を美味しくいただくことだけではありません。よく噛むことは体の健康だけでなく、脳の活性化にも大きな影響を与えます。今回は「よく噛むこと」に焦点を当ててみたいと思います。

よく噛まないと、どんな影響が出る?

・消化不良を引き起こす・・・昔はよく「30回は噛むようにしなさい」と言われたものです。よく噛むと唾液がたっぷりと分泌され、噛んですり潰した食べ物と混ざりあって、胃へと送り込まれます。しかしよく噛まないと唾液が十分に分泌されず、丸飲みに近い状態で飲み込むことになります。特に繊維質など噛み応えのある食材は、2、3回噛んだだけでは十分にすり潰されず、形が大きく残ったまま飲み込むことになります。よく噛まないで飲み込むと、消化不良の原因になってしまいます。

・脳の活性化を妨げる・・・よく噛むことで、脳に刺激が伝わって脳の働きを活性化させます。しかしよく噛まない、あるいは歯が抜けてしまった、総入れ歯で噛みにくいなどといった状態が続くと、脳が活性化されず、認知症などを引き起こすリスクが高まると言われています。

・メタボなど生活習慣病になりやすい・・・よく噛むと、満腹感を得ることができます。そのため食べ過ぎを防止し、肥満になりにくい体質を作ることが可能となります。しかしよく噛まずにかき込むように食べ物を次から次へとお口の中へ入れていると、満腹感を得ることができません。その結果、いつまでも食べ続けることになり、メタボになってしまう恐れがあります。よく噛んで食べることは、肥満防止に非常に有効なのです。

・集中力に欠ける・・・脳の活性化に関連することですが、よく噛むと記憶力や集中力がアップし、能力以上の力を発揮する事ができます。しかしよく噛まない、だらだら食べることで脳が刺激を受けずボーっとしてしまい、集中力に欠けてしまいます。

・唾液が分泌されにくく、むし歯リスクが高まる・・・よく噛むと唾液がたくさん分泌され、お口の中の細菌が唾液で流されて胃に入ります。ところがあまり噛まずに食事を行うと唾液の分泌量が減り、むし歯リスクが高まります。

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しっかり噛むことは、体の健康の基本です

最近ではファストフードや手軽に食べられるジャンクフードが主体となり、あまり噛まずに飲み込んでしまう傾向が強くなっています。その結果、ボーっとして集中力に欠けたり、すぐキレてしまうお子さんが増えたりと、マイナス要素ばかりが目につきます。

またむし歯だけでなく、体の健康にも影響が出てしまいます。よく噛んで食べることは、脳の働きを活性化させ、体の健康へと導きます。しっかり噛むことを意識することがとても大切です。また、歯が抜けたままの状態で歯しっかり噛むことができません。歯が抜けてしまったら放置せず、すぐに歯科医院を受診して下さい。

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2020年3月13日 7:49 AM | カテゴリー: むし歯, 口腔から全身の健康へ

保険でできる白い被せ物って何?

保険でできる詰め物や被せ物は、安い費用で作製できる分、使える素材が制限されます。特に前歯以外の被せ物は、金銀パラジウム合金の金属が適用となります。いわゆる銀歯と呼ばれる金属の被せ物は、お口を開けたときに非常に目立つため、女性や審美志向の高い方は難色を示す方も多いようです。そんな中、保険適用で白い被せ物が作製できることをご存じでしょうか。

保険適用の素材

保険適用となる一般的な素材は、レジンと金銀パラジウム合金による金属です。レジンは小さな虫歯や浅い虫歯の治療で使われる、白い樹脂です。虫歯部分を削って白い樹脂を詰めるため、治療した後がほとんどわかりません。しかし強度が弱く、奥歯の詰め物では不安が残ります。

いっぽう金銀パラジウム合金は強度が強いため、噛む力を必要とする奥歯の詰め物や被せ物に使われます。特に根の治療を行った歯は神経がないため歯質が弱くなるため、被せ物は強い強度を持ち合わせていることが必須条件です。費用を抑えることを第一条件とするならば、審美性に劣る銀歯となります。

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レジン、銀歯のデメリットとは

費用を抑えて治療できるレジンや銀歯のデメリットは、二次カリエスのリスクが高いことです。二次カリエスとは、むし歯治療をした部分が再びむし歯になることを言い、保険素材で治療した歯はその二次カリエスリスクが高くなってしまうのです。と言うのも、保険素材はセメントが劣化しやすいためです。劣化したセメントが流れ出して歯と素材との間にすき間が生じ、そこから虫歯菌が入り込んでむし歯が再発してしまうのです。そのため安価で治療をしても、再治療を繰り返すことになってしまうのです。

 

保険でできる白い被せ物「CAD/CAM冠」

銀歯は目立つため審美性を損ねてしまうため、銀歯に対してコンプレックスを抱く方も少なくなりません。ここでご紹介したいのが、保険で作れる白い被せ物「CAD/CAM冠」です。CAD/CAM冠はハイブリッドレジンという、レジンとセラミックを合わせた素材で、白くて自然な仕上がりになります。審美性に優れており、笑ったときも銀歯ほど目立つことはありません。また金属を一切使っておらず、金属アレルギーの心配がない、安全な素材です。

デメリットとしては、金属よりは強度が落ちること、レジンが入っているため年数とともに変色が見られること、またオールセラミックのように表面が滑らかでなく、多少ザラザラしているため、プラークが付きやすいことが挙げられます。

CAD/CAM冠の適用範囲は?

臼歯部に使われるCAD/CAM冠は、適用範囲が決まっています。適用範囲は、上下の小臼歯(4、5番目の歯)および下の6番目の大臼歯です。ただし、下の6番目の歯にCAD/CAM冠の適用させるには、その奥の7番目の大臼歯が上下4本とも残っていることが条件となります。なお上の6番目の大臼歯は保険適用となりません。

金属アレルギーの方は保険適用条件が変わります。上下6番目の大臼歯および、上下7番目の大臼歯が保険適用となります。なお金属アレルギーが証明できる診断書が必要となります。

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CAD/CAM冠により、コンプレックスだった銀歯を安価で白くすることができます。

ご自身の歯が保険でCAD/CAM冠が保険適用となるかどうか、歯科医師に確認してみて下さい。

 

 

 


2020年1月19日 5:31 PM | カテゴリー: むし歯, 歯科材料

妊娠中に起きやすいお口の中のトラブルについて

新しい命を授かり、家族が増えることは大変嬉しいことです。日々変化するお腹の様子を見ながら出産までの日々を過ごす間は、色々気がかりなことも多いでしょう。妊娠すると体の中で様々な変化が起こります。お口の中もそのひとつです。今回は妊娠中に起きやすいお口の中のトラブルについてお話を進めてまいります。

妊娠中はお口の中の衛生環境を保ちにくい

妊娠すると、ホルモンバランスががらりと変わり、つわりに代表されるような様々な不快症状が現れます。それに伴い、衛生環境を保ちにくくなってしまいがちです。

・つわりの影響で歯ブラシを口に入れるのが気持ち悪く、歯磨きができない

・唾液がネバネバして食べかすが残りやすい

・つわりによって胃液が逆流してお口の中が酸性になり、歯が溶けやすい

・つわりや大きくなったお腹で胃が圧迫されて食事の回数が増え、お口の中が汚れやすい

なお昔から妊娠するとお腹の中の赤ちゃんにカルシウムを取られてしまって歯が弱くなると言われていますが、これは誤った情報です。妊娠中はカルシウム不足になりがちなので、普段の食事でしっかりとカルシウムを摂取することが大切です。

妊娠中のお口の中のトラブルについて

お口の中の衛生環境が保ちにくくなると、次のようなトラブルが起きやすくなります。

・ブラッシング不足により汚れが残り、むし歯リスクが高まる・・・つわりなどの影響でブラッシング不足になりプラークが溜まってしまうこと、また唾液の質の変化によりむし歯リスクが高くなります。

・ホルモンバランスの変化により歯ぐきが腫れやすくなる(妊娠性歯肉炎)・・・妊娠するとホルモンバランスの変化が起こり、歯ぐきの腫れや出血といった症状が出やすくなります。これを妊娠性歯肉炎と言い、産後に落ち着きますが、お口の中を不潔なままにしておくと、のちに歯周病へ進行する可能性があります。

・歯ぐきのできもの(妊娠性エプーリス)・・・歯ぐきにできる良性の腫瘍で、産後に自然消滅することがほとんどです。

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妊娠中の歯周病に要注意!

妊娠中に歯周病になると、早産のリスクが高まってしまいます。歯周病菌が作り出す炎症物質により子宮収縮が起こり、早産を引き起こしてしまいます。早産で生まれた赤ちゃんは必然的に低体重で肺などの臓器が未熟なまま生まれる「低体重児出産」となります。

妊娠中に歯周病になると早産の可能性が5倍と、非常に高い確率となってしまいます。つわりが落ち着いたらお口の中の管理をしっかりと行い、歯周病を予防するよう心がけましょう。

歯周病と全身疾患の関係についてはこちら

 

赤ちゃんのためにも、妊娠中からお口の中のケアをしっかりと行いましょう

妊娠中は様々なトラブルが起こりやすく、その結果は生まれてくる赤ちゃんにも大きく影響してしまうことがあります。新しく迎え入れる家族のためにも、妊娠中からお口の中のケアをきちんと行いましょう。つわりが落ち着いたころにいちど検診を受けておくことをお勧めします。


2020年1月13日 9:01 AM | カテゴリー: むし歯, 歯周病と全身疾患の関係

二次カリエスの恐怖

「むし歯治療をしていたけれど、治療が終わったからもう安心」。もしかして、このように思っていませんか?確かに痛みがあった歯を削り、詰め物や被せ物をすることでいったん治療を終えます。しかし、ここからが実は「二次カリエス」という恐怖が始まるです。ではなぜ二次カリエスが怖いのでしょうか。

歯はいちど削ったら再生しない

よく思われるのは、「虫歯は削って詰めて治る」「銀歯になったけど、噛むことができるから良かった」など、むし歯治療が終わったことによる安堵感でしょう。確かにむし歯の痛さや不快感から解放されると、治った!もう大丈夫!と思うかもしれません。しかし、歯を削って治療することは、歯の損失の始まりでもあるのです。

歯は一度削ってしまうと二度と再生しません。削って人工物を詰めた部分から再びむし歯になる「二次カリエス」が、歯を失うきっかけとなるのです。歯は、削らないに越したことはないのです。

なぜ二次カリエスが怖いのか

カリエスとは歯学の専門用語でむし歯を意味し、「二次カリエス」とは、むし歯の再発を言います。患者さんにはあまり二次カリエスと説明はされないですが、むし歯が再発してしまってますね、というような言い方で伝えられると思います。

二次カリエスは、歯を削って詰めた部分、被せた部分が年数を経て少しずつ劣化し、セメントが溶けだしてわずかな隙間が生じます。そこへ虫歯菌を含んだ唾液が入り込むことで少しずつむし歯が広がります。症状としては、詰めたレジンが欠けた、金属の詰め物や被せ物が取れてしまったなどがあります。また痛みやしみるといった、むし歯特有の症状が起きることで気付くこともあります。

内部で広がったむし歯は、治療が必要です。以前よりも広く歯を削り、詰めたり被せ物を被せる治療を行いますが、歯を削ることで歯質が薄くなります。二次カリエスの治療を行った歯は、また何年後かに同じような症状が起きやすいため、再治療が必要となります。再治療を繰り返すたびに歯はどんどん薄く小さくなり、最終的に歯を残せなくなる可能性が高くなってしまう可能性が高くなります。

これが、二次カリエスの怖さなのです。

 

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できるだけ二次カリエスのリスクを抑えるためには?

二次カリエスを完全に排除することは非常に難しく、絶対を約束するものはありません。もちろん、いちど治療した歯が絶対に二次カリエスになるのかというと、必ずしも再発するわけではありません。しかし、いちど歯を削った時点で様々なリスクを背負うことになります。

二次カリエスをできるだけ防ぐためには、定期検診が大切です。定期検診で歯のクリーニングなどを受けることで自分では取り切れない汚れやプラークを落とし、むし歯が作られにくい環境を整えます。またむし歯治療の際の素材選びもポイントです。保険適用の金属よりも接着性がよく、プラークが付きにくい自費の素材のものを選ぶことで、二次カリエスのリスクがやや低減されると考えられます。

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二次カリエスにならないよう、またむし歯にならないよう口腔内環境を整えることを意識して過ごしましょう。

 


2019年11月20日 7:51 PM | カテゴリー: むし歯, 保険と自費

むし歯は早期治療と予防が大切!

年齢や性別を問わず、お口の中で起きるトラブルで最も多いと思われるのが、むし歯です。むし歯は、虫歯菌による感染症で、虫歯菌が出す酸によって歯が溶ける病気で、症状が進行すると歯が全て溶けて、根だけになってしまいます。むし歯によって歯を失わないためには、早期治療と予防が欠かせません。

 

むし歯の原因について

「甘いものばかり食べているとむし歯になるよ」。幼いころにこのようなことを言われた記憶はありませんか?確かに砂糖をたくさん含んだ甘いものを食べすぎることは、むし歯の大きな原因となります。虫歯菌は砂糖が大好きで、砂糖を栄養源として酸を作り出し、歯を溶かしてむし歯を作り出します。

しかし、必ずしも甘いものだけがむし歯の原因ではありません。いくつかの要因が重なることでむし歯になってしまうのです。砂糖以外の要因とは主に次の事が挙げられます。

・砂糖を含む飲食物の摂取時間

・虫歯菌の数

・歯の質

・唾液の分泌量や質

このような条件が重なると、むし歯が作られてしまうのです。むし歯予防の基本は毎日の歯磨きですが、毎日頑張って歯を磨いてもむし歯になってしまう人は、根本的な原因を取り除く必要があると言えるでしょう。

 

早い段階で治療をすることが大事

むし歯の初期症状は、甘いものや冷たいものがしみることです。また歯の色が茶色く変色していることで、むし歯を発見することもあります。この段階で治療を受けておくと、歯の神経を取らずに済む可能性が高くなります。多くの場合、歯を削ってレジンという白い樹脂を詰めて治療を行いますが、数年後には詰めたレジンの部分が膨張・収縮により劣化し、そこから再びむし歯になる二次カリエスのリスクを伴います。

一方ドックベストセメント療法という治療では、歯を最小限に削り、ドックベストセメントを塗ることで虫歯菌を無効化して再石灰化させる新しい治療法です。ドックベストセメントによる治療は二次カリエスになりにくいというメリットがありますが、神経まで達してしまったむし歯には適用できません。

 

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むし歯にならないためには予防治療が最も重要です

むし歯になったかも・・・と自覚症状を感じた頃には、虫歯は既に進行しています。早期治療が大切と述べましたが、本当に重要なことは、むし歯にならないために定期的に予防治療を受診することです。予防治療を受けておくことで歯や歯ぐきの健康を維持し、早期発見にも繋がります。歯はいちど削ると常に再発のリスクを背負います。異常がなくても半年に一度は予防治療や定期検診を受診し、歯の健康維持に努めましょう。

 

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2019年10月12日 9:31 PM | カテゴリー: むし歯, ドックベストセメント

むし歯よりも怖い、歯周病

歯のトラブルの代表と聞くと、恐らくむし歯と答える方が大半ではないでしょうか。確かにむし歯は進行すると歯が溶けるため、適切な処置を行わないと歯を残すことができなくなります。しかし、今むし歯以上に怖いと言われているのが、歯周病なのです。皆さん、歯周病の怖さを理解していますか?

 

痛みがサインのむし歯、痛みがない歯周病

歯が痛くなったら「もしかしてむし歯?」と思うでしょう。むし歯は、神経近くまで進行すると冷たいものや甘いものがしみて痛い、という症状が現れます。そして神経まで進行してしまうと激しい痛みに襲われるため、これまで受診を我慢してきた人でも、ようやく治療に訪れる方がほとんどだと思います。

ではなぜむし歯だと、治療に来られるのでしょうか。それは「痛みがあるから」ではないかと思います。むし歯は放っておくと歯が溶ける、歯を抜かなければいけない、むし歯で歯がなくなると入れ歯になってしまうかもしれない・・・。このように「むし歯は放っておくと歯を失ってしまう」という概念が強く浸透しているからこそ、歯科医院を受診するのでしょう。

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これに対し、歯周病は痛みをほとんど感じません。歯周病の初期症状である歯ぐきの腫れと出血も、「ちょっと歯ぐきが腫れているかな?」という程度でそれほど痛みを感じないまま過ごされることと思います。

これこそが、歯周病の落とし穴なのです。

 

気が付けば歯がぐらぐら、歯ぐきが腫れて噛めない・・・

歯周病の怖さは、自覚症状をあまり感じないまま症状が進行してしまうことです。むし歯のように、激しい痛みはそれほど感じません。初期段階では歯ぐきの腫れと出血のみだったのが、進行するにつれて口臭がひどくなる、膿が溜まるなどの症状が出始めます。そして歯周病菌により歯槽骨が吸収され始め、歯を支えることが困難になってきます。ここまでくると重度歯周病と診断され、歯ぐきがひどく腫れて食べ物が噛めない、お口の中から悪臭が漂う、そして歯が抜け落ちてしまった、という最悪な結末を招いてしまう恐れがあります。

そして知っておくべきことは、「むし歯は虫歯菌に感染した歯だけが痛くなる」に対し、歯周病は「歯ぐき全体に症状が起こる為、一本の歯だけでは済まない」ということです。歯周病になると、歯を支える歯周組織全体に症状が起こるため、非常にやっかいな病気であることをしっかりと理解しておくべきでしょう。

そして歯周病は全身の健康にも関連していると言われています。このように、歯周病はお口全体、そして全身の健康に影響が起こる怖い病気なのです。

 

歯周病の予防と改善には、予防治療

歯周病になってしまっても、定期的に歯石除去やクリーニングを受けることで改善は可能です。また進行を遅らせ、現状維持させることも可能です。つまり歯周病には予防治療が欠かせないのです。これはむし歯も同じですが、歯を守るためにはご家庭でのケアに加え、歯科医院での定期検診や予防治療が不可欠なのです。

 

ご自身の歯と体の健康のためにも、予防治療や定期検診は必ず受けるようにして、歯周病に負けない口腔内を維持しましょう。

 

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2019年9月25日 7:19 AM | カテゴリー: むし歯, 歯周病

自費の被せ物にすると、絶対にむし歯にならない?

保険適用の詰め物や被せ物は、治療費を抑えて機能を回復することができる反面、むし歯が再発して再治療が必要になるケースが多いというデメリットがあります。セラミックなど自費の素材はプラークが付きにくいというメリットがありますが、自費の素材にすると、絶対にむし歯は再発しないのでしょうか。

 

なぜ保険適用の素材はむし歯が再発しやすい?

保険が使える素材は、レジン、金銀パラジウム合金を使った詰め物や被せ物、CAD/CAM冠です。レジンは小さなむし歯を治療する際に使われます。金銀パラジウム合金は、前歯と臼歯部に適用され、犬歯までの前歯は表側が白いレジン、裏側が金銀パラジウム合金が使われています。CAD/CAM冠は近年、条件つきで保険適用となったハイブリッドレジンです。

保険適用素材は治療費を抑えて最低限の機能を回復させることを目的としており、審美性やさらなる機能の向上を目的としていません。特に一般的に銀歯と言われている金銀パラジウム合金を使った補綴物は、むし歯の再発の可能性が高いことがわかっています。と言うのも、保険適用素材は表面がざらついていること、歯との密着性に不安があることからプラークが付きやすいのです。

さらに銀歯の場合、年数が経つにつれて素材が劣化してセメントが少しずつ溶け出します。もともと歯との密着性が悪い金属の補綴物は、わずかな段差や隙間が生じてしまい、そこへむし歯菌を含んだ唾液が流れ込み、内部でむし歯が広がってしまいます。これを二次カリエスといい、二次カリエスになると再治療が必要となります。

 

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耐久性に優れているセラミック素材ですが・・・

二次カリエスのリスクが高い保険治療に対し、セラミックなど自費の素材を使った自由診療は、ただ単に見た目が美しいというわけではありません。保険適用のハイブリッドレジンを使った白い被せ物CAD/CAM冠は、金属を使用していません。しかしレジンの割合が多いため、表面がややザラついています。そのため意外とプラークが付きやすく、変色も起こってしまいます。また小臼歯に使用しても、噛み合わせが強い方や深い方は、割れてしまう可能性があります。

これに比べ、セラミックは滑らかな素材で耐久性に優れています。歯との密着度も高く、補綴物と歯の間に隙間がほとんど生じません。そのため二次カリエスになる可能性は保険のものと比べて格段に低くなります。

しかし、セラミックを入れたからと言って安心できるわけではありません。どんなに優れた補綴物を使っていても、日常のお手入れがきちんと行われていなければ、歯ぐきの腫れや出血などの炎症が起こってしまいます。歯ぐきに炎症が起きると、歯肉炎や歯周炎を引き起こしてしまいます。

良い素材を入れたからと安心せず、なぜむし歯になってしまったのかをまずしっかりと思い出しましょう。そして、これ以上むし歯にならないよう、日常のお手入れをしっかり行い、定期検診は必ず受けるようにして下さい。

 

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2019年8月11日 7:22 AM | カテゴリー: むし歯, 保険と自費

銀歯は日本だけというお話

お口を開けてみてください。奥の歯に銀歯が光っていませんか?銀歯は保険が適用のため、安価で治療できます。そして、患者さんご自身が、銀歯が入ること、既に入っていることが既に当たり前だと思っていらっしゃるかもしれません。しかし、銀歯による治療が普通に行われているのは、先進国ではどうやら日本だけのようなのです。

 

保険治療では銀歯は当然?

日本における歯科治療では保険適用の際、レジンもしくは金銀パラジウム合金が使われた金属による修復物となります。患者さんとしては、安い治療費で機能を回復するためには、銀歯もやむをえないとお思いになることでしょう。また、銀歯は当たり前と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

一般的な銀歯は「金銀パラジウム合金」であり、JIS規格では金の含有量12%以上、パラジウムの含有量20%以上、銀の含有量40%以上とされています。歯に優しいとされている金の含有量は12%と低く、中にはよくわからない金属が混じっているとも言われています。

そしてパラジウムに関しては金属アレルギーの危険性を持ち合わせており、銀歯がお口の中にあることで様々な不快症状が発症することも考えられます。

このようなリスクを持ち合わせている銀歯は、日本の保険治療では日常的に行われているのが現状です。

しかし、欧米などの先進国では、銀歯は使われていません。審美的な問題もありますが、やはり健康面に深刻な影響を与える銀歯を未だに使用しているのは、先進国では日本だけなのです。

 

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金属を使わない治療へ

欧米などの先進諸国は、お口の中の健康にとても気を遣っており、歯の健康を守るための予防治療の普及率も、非常に高いものとなっています。

修復物についても同様で、金属を使った治療はほとんど行われておらず、レジンによる修復や、セラミックスによる補綴など、お口の中の健康に気遣った治療が当たり前のように行われています。

日本では、まだまだ金属を使った治療が一般的です。しかし、金属アレルギーや二次カリエスなどのリスクが高く、結局は歯の寿命を短くしてしまう治療が行われています。先進国にも関わらず、歯科治療においては非常に遅れをとっているのが現状なのです。

取れてしまった銀歯や再治療の際に外された金属の補綴物を見ると、そのほとんどはイオン化して錆びついています。こういったものがお口の中に長年入っている光景を見た欧米人などは、きっとびっくりするのではないでしょうか。

 

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2019年6月8日 11:01 PM | カテゴリー: むし歯, 歯科材料

起床後のお口の中は、最も不潔なのです

お口の中には非常に多くの細菌が存在しています。この細菌が最も多く繁殖しているのが、起床後です。起床後のお口の中は細菌が爆発的に繁殖しており、非常に不潔な状態なのです。まさか、起床後歯磨きをせずに朝食を摂っているということはありませんよね・・・?

 

お口の中は、細菌だらけ

むし歯および歯周病は、誰もが知っている二大口腔内トラブルです。どちらも細菌による感染症で、症状や治療法は異なるものの放置していると、歯を失う原因になってしまいます。

しかしお口の中に存在する細菌は、むし歯や歯周病になる細菌だけではありません。まだ名前がないものも含めて、私たちのお口の中には約700種類もの細菌が棲みついていると言われています。むし歯や歯周病を引き起こすプラークには1グラム中に約1000億個もの細菌が生息している、まさに「細菌の塊」です。全ての細菌が悪害というわけではありませんが、お口の中にこんなにも数多くの細菌が棲みついているということを、まずはしっかりと認識しておくべきでしょう。

 

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細菌による影響は、むし歯や歯周病だけではありません

お口の中に非常に多くの細菌が棲みついていると言っても、毎日の歯磨きと唾液の働きによってその働きは抑えられています。しかしプラークコントロールが悪ければ、むし歯や歯周病を引き起こしてしまいます。

また口腔内が不衛生な状態が続くと、むし歯、歯周病以外の口腔内トラブルを引き起こしてしまいがちになります。このようなトラブルとして口腔カンジダ症、口内炎、口腔ヘルペスなどが挙げられ、特に免疫力が低下している方や高齢者は、注意が必要です。

この細菌の影響は、口腔内だけにとどまらず、誤嚥性肺炎、心筋梗塞、糖尿病の悪化など全身の健康にも関わってきます。このような全身疾患は歯周病と深く関わっていると言われており、口腔内の衛生管理が欠かせません。

 

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起床後は最も細菌数が多い状態

細菌の働きを抑制するのは、先ほども述べたとおり、適切な歯磨きと唾液の働きです。細菌は、お口の中が乾燥することで急激に増殖します。

日中は食事の際によく噛むことで唾液が分泌されていること、また適度に水分を摂ることでお口の中の乾燥を防ぐことができています。しかし就寝中は唾液の分泌が減少し、細菌が増殖しやすい環境になっています。そのため起床後はお口の中が乾いており、細菌が最も繁殖した不潔な状態なのです。

 

就寝前の歯磨きをしっかりと行い、寝起きは必ずうがいか歯磨きをしましょう

就寝中の唾液分泌の低下は生理的なものが原因のため、仕方ありません。そのため口腔内の細菌数を少しでも減らしておくよう、念入りに歯磨きをしておく必要があります。歯ブラシによるブラッシングだけでなく、フロスや歯間ブラシ、洗口剤などを使ってお口の中を清潔にしておきましょう。

そして寝起きは必ずうがいや歯磨きを行って、お口の中の細菌を洗い流しておきましょう。寝起きのままうがいもせず朝食を摂ると、大量の細菌を飲み込んでしまうことになります。毎日のことであるからこそ、このようなことに気をつけて過ごすことが、お口の中そして全身の健康に大きく関わるのです。


2019年5月21日 10:46 AM | カテゴリー: むし歯, 歯周病と全身疾患の関係



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